立憲民主党の泉健太代表が、
会見で次期衆院選で
獲得議席が150を下回った場合には
引責辞任すると表明しました。
現在、立憲民主党は衆院で97議席。
150議席は1.5倍以上の目標です。
かなり無茶な目標設定だと思います。
批判というか、
嘲笑もされているようですが、
現状を打破するためには、
思い切った目標設定が大事な時もあります。
最近ブログに書いている
OKRにおいて2種類の目標設定の
やり方があります。
「ルーフショット」と「ムーンショット」
「ルーフショット」は、
文字通り、屋根を目指して
打ち上げることで、
基本的には100%達成が
求められる目標を設定することです。
これに対して、
「ムーンショット」は、
文字通り、月を目指して
打ち上げることで、
基本的には60~70%達成で
よし!とする目標を設定することです。
アメリカのJ.F.ケネディ大統領が
アポロ計画を発表し、
人類を月面着陸させるという
前代未聞の挑戦を有言実行したことから、
困難は伴うが野心的で夢のある計画を
ムーンショットと呼ばれるようになりました。
日本政府もムーンショットを
掲げています。
ムーンショット型研究開発制度
https://www8.cao.go.jp/cstp/moonshot/index.html
目標というと必達しなければならい!
というイメージがあるかもしません。
そうすると、
できることしか考えなくなります。
これではイノベーションは起きません。
あえて無茶な目標を目指すことで、
その目標は達成できなかったけど、
想定していた数字よりも
上回ることができれば、
それはそれで大きな成果です。
サッカー日本代表も
ワールドカップカタール大会では、
ベスト8を目指しましたが、
ベスト16で終わりました。
ベスト8を目指しても、
ベスト8にはなれないのです。
だからこそ、
ムーンショットが必要なんだと思います。
で、ムーンショットを掲げる時に
大事なことは、
ワクワクすることです。
普通に考えたらできないことをするので、
正直、しんどいです。
しんどいけど、行動しないと
達成できません。
だとしたら、目標達成した先に
魅力的なことが待っていなければ、
やろうとは思いません。
今回、立憲民主党の泉健太代表は
150議席下回ったら辞任するという
目標設定をしました。
ここに、ワクワク感はありません。
目標必達の背水の陣です。
目標達成できなければ辞める
というのだから、
ワクワクどころか、
悲壮感さえ感じます。
高い目標を設定するのは
悪いことはありませんが、
そこにワクワク感があるのか?
が大事です。
そのためには、
その目標の先に
共感されるビジョンが描けているか?
だと思います。
背水の陣の先に未来があるか?
という話です。
酷な話ですが、
共感されるビジョンを示せなければ、
人はついてこないということだと
思います。
共感されるビジョンを描くというのが
リーダーの大事な仕事だと思います。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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