昨日は、以前からお知らせしていた
若手が辞めない組織を作る
「心理的安全性」の高い組織の作り方セミナー
を開催しました。
5名の方に参加いただき、
こんな感想をいただきました。
もつとコミュニケーションをとろうと思う
3つの力が心理的安全性にも必要であることへの理解が深まった
今年はやめようかと思っていた職員との定期面談をやはりやることにします。
コミュニケーションのルーティン化が重要と言われ、これが器であるので・・。
従業員とのコミニケーション不足を気づいた。
物事を観る時に、明確に整理整頓
(たとえば、人材力、組織力、関係力と分けるなど)
をしようという意識になりました。
参考になって良かったです!
7月以降も同じテーマで開催するので、
興味のある方は参加して下さい!
若手が辞めない組織を作る
「心理的安全性」の高い組織の作り方セミナー
https://sokoage.net/safetyseminar/
で、今日は、そのセミナーで
お話できなかったことを書きたいと思います。
今回のセミナーは、
この書籍を参考にさせてもらいました。
『世界最高のチーム』
グーグルのアジア・パシフィック地区の
人材開発の責任者
ピョートルさんの著書です。
この本の中で、
こんなことが書いてあります。
マネージャーのやることは、
どんな時代でも基本的には変わらない。
①チームのミッション(ビジョンと戦略)をちゃんと決めること
②そのミッションに向かっていくプロセスを管理すること
③メンバーを育成すること
この3つだというのです。
ただ、今の時代、
心理的な安全性が必要だとされるのは
ビジネスの枠組みが変わっているから
だと言います。
では、どのように変わったのか?
というと・・・
「つながり」が重要になってきた
ということです。
今までは、良いものを作っていれば、
良かったのですが、
これからの時代は、
世の中とつながらないと、
価値を生まなくなってきたということです。
象徴的なのは「車」です。
以前からブログに書いていますが、
私は2年半前からテスラに乗っています。
テスラって、
電気自動車という印象が強いと思いますが、
最大の特徴はコネクティビティです。
コネクティビティというのは
「つながりやすさ」ということです。
つながりの中にクルマがあります。
どういうことか?というと・・・
従来の自動車メーカーは、
車を作っています。
だから、車の基準は、
乗り心地とか、ハンドリングとか
燃費とかです。
車自体の評価をします。
トヨタ自動車の
会長の豊田章夫さんが、
「いい車を作ろう!」と言っている通りです。
それに対して、
テスラは、つながってなんぼです。
インターネットの中に車があります。
テスラには専用の充電施設があります。
その充電施設は全国に70か所あります。
その1カ所には4~8機の充電器があります。
車についている画面には、
グーグルマップが映しだされていて、
そのマップの上に充電器の空き状況が
表示されています。
これって、当たり前に思えるかも
しれませんが、
グーグルマップとテスラの充電器と車が
連携していないと
リアルタイムに表示できません。
さらに、グーグルマップのデータの
高低差のデータを読み込んで
電費(ガソリンでいうところの燃費)
の計算に反映させます。
(風速も計算に反映されます)
そのため、電費の計算が、
怖ろしいほど正確です。
電気自動車に乗っていると
電欠の心配をされますが、
ガソリンよりも
走行可能距離が正確に表示されるので、
ほとんど心配がありません。
こんなことは、
地図、カーナビ、充電器、バッテリー、
モーター、タイヤがデジタルで、
全てつながっていないとできません。
さらに、テスラには
カメラが8個付いていて、
そこで記録した動画が、
テスラの本社に送られて、
運転データが蓄積されています。
これが自動運転のデータに
活かされます。
さらに、事故が起こった時に
車の動きを解析することに
活かされます。
また、アメリ本社では、
車の損害保険の等級の算定に
使われるそうです。
つまり、危ない運転をする人は
リスクが高いので、
保険料が高くなります。
というか、そういう人は、
そもそも保険には入れません。
つまり、優良ドライバーだけを
保険に加入されることで
保険料を下げることが可能になります。
また、その保険に入るために
普通の人は安全運転を心がけます。
つまり、テスラは、
優良ドライバーだけを相手にした
保険商品を作れることになります。
このように考えていくと
「いい車」だけ作っていては
時代に取り残されてしまうことが
わかっていただけるのではないか?
と思うのです。
テスラの話になると
とまらなくなってしまうのですが、
この話が、どのように
心理的安全性につながるのか?
というと・・・
つながるということは、
つながられる側から信頼されないと
つながらないということです。
一方的にはつながれません。
私はオジサンなので、
FacebookがSNSのツールですが、
信頼できない人とは友達になりません。
つまり、つながろうと思いません。
お互いにつながるためには、
心理的安全性が必要になるのです。
そして、それは、
お互い、そのものが、
心理的安全性が高いということです。
これを会社間の取引で考えると
分かりやすいと思います。
相手の会社の社内の
心理的安全性が高くないと
つながれないと思うのです。
つながろうと思って、
自社の情報を提供した時に
相手の会社の社内で
足のしっぱりあいをやっていたら、
イヤじゃないですか!
つまり、取引をするなら、
心的安全性の高い会社と
取引をしようとするという話です。
だから、心理的安全を高める
マネージメントをしないと、
取引先として選ばれなくなる
と言うことです。
心理的安全性が
直接、業績に影響を与えるわけでは
ありません。
しかし、心理的安全性が
世の中の前提になっている以上、
組織の心理的安全性を高めないと
世の中に適用できなくなっていく
のだと思います。
さすがに、こんな話を
セミナーの中でするわけにいかなかったので、
ブログに書いてみました。
ジャニーズ事務所の問題も
そうなんですが、
オープンな時代になってきたために
直接的なコントロールができなく
なってきています。
オープンな時代にあった
組織内のマネジメントしないと、
内側から壊れるリスクが
高まっているように思います。
今日も最後まで読んでいたき
ありがとうございます。
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若手が辞めない組織を作る
「心理的安全性」の高い組織の作り方
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※以前、募集をしたセミナーです。
私の仲間が講師を務めます。
若手や優秀な若手中堅が辞めていくのを
なんとかしたい・・
若手社員のモティベーションを上げたい・・・
管理職のマネジメント力を上げたい・・・
このような問題は
「心理的安全性」の高い組織を
作ることで解決できます。
このセミナーでは、
「心理的安全性」の高い組織を作り方を
ワークを通してお伝えします。
詳しくはコチラをご覧ください。
https://sokoage.net/safetyseminar/
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