前回のブログで
教えたのにできるようになっていないなら、
それは、教えていない
ということを書きました。
『教えたのにできるようになっていないなら、
それは教えていない』
あるベテラン社員さんが、
教えるのはいいけど
ちっともできるようにならない!
と愚痴をこぼしていたという話をしました。
それでは教えていることにならない
と書きましたが、
私も、これは本当にそうだなぁ~
と共感します。
私も昭和の世代ですから、
仕事は自分でできるようになるものだ
という思い込みがあります。
しかし、今の時代、
仕事は自分でできるようになるものだ
という思い込みが通用しないのです。
今日はこのことについて
書いてみたいと思います。
私は、今、52歳です。
大学を卒業して
会社に入った時には、
オフコン(オフィスコンピューター)が
部署に1台あるか?ないか?
という時代でした。
それが入社2~3年目で
一人ひとりにパソコンが支給されました。
それでもまだ、
手書きの書類なんかが残っていて
複写の伝票をボールペンで書いて、
伝票を電算センターに送るなんて
仕事をしていました。
上司と一緒に雑談をしながら
伝票を書いたり、
複写をはがしたり、
紐とじなんかしていました。
メールもないですから、
FAXで書類を送ったりしていました。
そう考えると、
今と昔で何が違うか?というと
スピードです。
今は、圧倒的にスピードが
早くなってきています。
スピードが速くなってくると、
余裕というものがなくなります。
さらに働き方改革みたいな
勤務時間の削減が求められると
働く時間が限られるので、
ますます余裕がなくなります。
ダブルパンチです。
目の前の仕事を
こなすしかなくなります。
すると、
できるようになるための
学習する時間がなくなります。
昔は、雑談の時間もあったので、
その時間の中で、
上司に教えてもらうことができましたが
今は、その時間もありません。
こんな話をすると
昔も忙しかったという方が
いらっしゃいますが、
実は忙しさの質が違います。
忙しいという時に、
問題があるのですが、
その問題には2種類あります。
煩雑な問題と複雑な問題です。
煩雑な問題というのは、
ジグゾーパズルみたいな問題です。
面倒ではありますが、
時間をかければ解決します。
それに対して、
複雑な問題というのは、
ルービックキューブみたいな問題です。
時間をかけても解決できるとは
限りません。
昔は、煩雑な問題だったのですが、
今は、複雑な問題が多いです。
つまり、
今までのように時間をかければ、
解決できる問題ばかりでなく
どれだけ時間をかければ解決できるのか?
分からない問題が多いのです。
絶対的な正解がなく
立場や価値観の違いによって
答えが変わる問題です。
そう考えると、
複雑な問題を解決るので精一杯で
学習するための時間って
ほとんど取れないのです。
それを、ベテラン社員として、
若手本人の問題だと切り捨てるか?
ベテラン社員としてできることがないのか?
と考えるのか?は、
働くオジサン(オバサン)と
働かないオジサン(オバサン)の
分かれ道かな?と思うのです。
自分の感覚と違うことが起った時に
自分の知らないことが起っているかも?
という感覚が大事だと思っています。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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