ネットを見ていたら、
サッカー日本代表の守田選手が
発言したチーム批判について、
再び話題になっていました。
アジアカップでイランに敗れ、
ベスト8で終わった時に
守田選手は、
チームとしてどういう動かし方をして、
どこを狙っていくかというのは
もっと明確にしないといけない
と発言していました。
この発言が大きく取り上げられ、
森保監督も記者会見で、
守田選手の発言について感想を
求められていました。
この時、森保監督は、
選手がまだうまく局面を
打開できるだけのコンセプトの共有は
できてなかったところはあったのかなと・・・
と答えていました。
正直、かみ合っていない印象ですが、
それでも、チーム批判をしたことが
監督に知られることになりました。
チーム批判ということは、
監督批判ということですから、
秩序を乱したとして
罰せられる可能性もありますし
代表から外されることだって
あるかもしれません。
そんなリスクがあるのに
よく発言した!という称賛の声が
上がっていました。
今回、ネットで話題になっていたのが
これに対する守田選手のコメントです。
半ば諦めてる人もいるように見えるし
そう感じる時がある。僕は違う、言い辛いことも発言するし
その責任も同じように持ってる。だから全くあの発言に後悔はない。
今よりもっと成長したい、
良くしたいと思うだけ。本当全部勝ちたいです。
とにかく、日本サッカーはここからでしょう!
さらに、踏み込んだ発言ですが、
それだけに、覚悟も感じます。
とくに
言い辛いことも発言するし
その責任も同じように持ってる。
という発言が素晴らしいと思います。
これこそが「アサーティブ」です。
「アサーティブ」については、
これまでもブログに書いてきましたが、
言いたいことが言える組織でないと
成果は出ないのです。
ただ、言いたいことを言ってばかりだと
言われた方は気分が悪いですから
関係性を損ねる可能性があります。
そこで、相手も自分も大切にして
自己表現をする必要があります。
それが「アサーティブ」です。
自分の思ったことを
その場にふさわしい方法で
表現するということです。
なかなか難しいと思いますが、
「アサーティブ」になるポイントは4つあります。
①誠実
自分の気持ちを把握して大事にする
②率直
自分の気持ちをそのまま表現する
③対等
受け取るかどうか?は相手次第
④自己責任
アサーティブになるのは自分次第
この4つが必要です。
意外と大事なことは、
本当は自分がどう思っているのか?
自分が把握できていない
ということです。
周りに遠慮したり、
周りの期待に応えようとしたり
相手の顔色を伺っているうちに
本当の自分の気持ちが分からなくなる
ことがあります。
そこを、自分と向き合って、
思っていることを言語化して、
発言すべきだと判断したら
自分の責任で発言するというのが
「アサーティブ」です。
ただ、アサーティブが難しいのは
相手もアサーティブだとは限らない
ということです。
いくらこちらがアサーティブでいても
相手がノンアサーティブなら、
発言したことが受け止めてもらえません。
相手があることだから、
アサーティブは難しいのです。
ただ、それでも、
アサーティブでいられるのは、
発言したことの責任を取る
覚悟があるからです。
守田選手はこう言っています。
今よりもっと成長したい、
良くしたいと思うだけ。
強い想いがあるからこそ
アサーティブでいられるのです。
こうなってくると言われた側が
問われることになります。
だいたい、アサーティブで言われることは
耳の痛い話が多いです。
『うるせーバカ野郎!』
と言いたくなる気持ちを手放して、
相手の想いを受け止めて素直に聴けるか?
そこから対話が始まり、
ルービックキューブの裏側が見えてきて
組織が変わり出すのです。
守田選手が
とにかく、日本サッカーはここからでしょう!
と言っているのも、
その通りだと思いますし、
よくわかっているなぁ~
と思いました。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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