寛容でないと生き残れない

前回のブログで
寛容になることが大事だと書きました。

 

このことについて
もう少し書いてみたいと思います。

 

昭和、平成、令和と
時代が目まぐるしく変わる中で
一つの価値観で一生を終えることが
難しくなりました。

 

自分の価値観が
必ずしも適切だと限りません。

 

先日もブログに書きましたが
自民党の二階俊博元幹事長が
次期衆院選への不出馬を表明した
記者会見で記者に向かって
「バカ野郎」と吐き捨てました。

 

当選13回で、
現職の国会議員で最高齢の85歳。

 

国会議員として経験も豊富で
歳をとっているのだから
もう少し分別がついてもよさそうです。

 

しかし、記者会見さえ一人でできず、
カメラの前で暴言をはく…

 

完全に不適切です。

 

経験を積み、歳をとることが
必ずしも優秀であることを
意味しなくなりました。

 

かつては、時代がゆっくりだったので
時代とともに歳をとりました。

 

歳をとることで経験を重ね
賢くなりました。

 

ただ、それは、一つの時代の中で
一つの価値観で生きれたからです。

 

しかし、今の時代は、
人が歳をとるよりも早く
次の時代がやってきます。

 

人はいくつもの時代を
生きなければなりません。

 

パソコンをイメージすると
分かりやすいと思います。

 

現在53歳の私が会社に入った頃は
パソコンはありましたが、
オフコンでした。

 

すぐにパソコンになって、
ソフトはLotus123と一太郎

 

その次がノートパソコンで
一人一台与えられ、
ソフトはエクセルとワード

 

そして、今はタブレットで
アプリケーションは次から次と出てきます。

 

新しいものが出る度に
使えるようにならないと仕事になりません。

 

新しいものを使えるようになるという意味で
若手もベテランもありません。

 

つまり、常にリセットされて
同じ競争にさらされます。

 

ベテランが知識と経験で
どうこうするにも限界があります。

 

酷なことに、
新しいものを取り入れるには、
痛みを伴います。

 

若手は経験がない分
新しいことを抵抗なく受け入れるができます。

 

しかし、ベテランは、
なまじ今までの知識と経験があるだけに
今までの知識や成功体験を捨てないと
新しいことを受け入れることができません。

 

いわゆる「アンラーニング」が必要です。

 

「アンラーニング」とは、「学習棄却」といい、
これまで学んできた知識を捨て、
新しく学び直すことをいいます。

 

で、ここで、ようやく本日のテーマ、
寛容でないと
次の時代の知識や技術を受け入れ
生き残ることができないのです。

 

過去にこだわっている人は
今に寛容にはなれません。

 

自分の正しさにこだわっている人も
人のと違いに寛容になれません。

 

寛容さがないとどんどん窮屈になって
自分の居場所もなくなるのだと思います。

 

老兵は去るのみと昔から言いますが、
老兵になる前に去らなければいけなくなる

 

その一方で、職業寿命は長くなる

 

去るのはいいけど、去った後の方が長い

 

そう考えると、寛容でないと
生き残れないんだな!と思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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