昨日のブログで、
トヨタに不正があったと書きましたが、
トヨタだけでなく、
マツダ、ヤマハ、ホンダ、スズキにも
不正の報告がありました。
しかし、興味深いことに、
どのメーカーも、
不正を行っていたが安全性に問題はない
ということを言っています。
さすがに、ここで不正はしないでしょうから
信じるしかありません。
ネットをみていると
不正をしているのに安全なら
認証基準が適切ではなかったのでは?
というコメントが見られます。
こういう考え方は大事だと思います。
この考え方がいつもブログに書いている
「トリプルループ思考」です。
ものごとを考えるにあたって
3つのレベルがあります。
①シングルループ
物事に「適切に取り組んで」いるか?
→基準通りにやっているのか?
②ダブルループ
「適切な物事」に取り組んでいるか?
→どのようにしたら基準をクリアできるのか?
③トリプルループ
何が適切で、何が適切でないかについて、
「どのように判断している」のか?
→そもそもこの基準は適切なのか?
基準そのものの適切さを疑うのが
トリプルループ思考です。
経営者の方がよくいう
社員は言われたことしかしなくて
考えていないというのは、
シングルループ思考です。
言われたことを
言われた通りにやる
ただ、基準通りにやっていれば、
今回の不正はありませんでした。
次に、改善活動と言われるものは、
ダブルループ思考です。
このやり方で良いのだろうか?
もっとよいやり方がないのか?
おそらく、
今回の不正はこのレベルではないか?
と思います。
本来は製品化した状態で
認証を受けるべきだったのに
試作の段階的で取ったデータでも
よいのではないか?
右も左も同じなんだから、
右のデータを書き換えて
左のデータにしてもいいんじゃないか?
いろいろ考えた結果、
不正につながってしまいました。
さらには、
結果的に安全なんだから、
そもそも認識基準は適切でない
のではないか?
と考えるのがトリプルループ思考です。
考えることはよいことですが、
だからといって、
認識基準を蔑ろにしてよいのでしょうか?
さすがに、メーカーの方で
これを言う方はいませんが、
ネットで言われているのはこういう話です。
このように見てみると、
考えることが果たしてよいことなのか?
とも思えてきます。
下手な考え休むに似たり
という言葉もあります。
考えるのも大事なことなんですが、
ある程度の知識がないと
間違った選択をすることになりかねない
のだと思います。
だから、ただ考えろ!というのはなく、
ある程度の知識を身に着けられるように
することも大事なんだと思います。
元も子もない話なんですが・・・
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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