温泉合宿でのビジョンの作り方

昨日と今日で、
長年コーチングをしている
お客様の社長さんと温泉旅館に泊まって
会社のビジョン作りをしました。

 

会社の転換期に来ていて、
ビジョンの見直しが必要だと思ったそうです。

 

私はチームビルディングを学ぶまでは
この「ビジョン」という言葉が苦手でした。

 

ビジョンって、言葉遊びというか、
綺麗事だと思っていました。

 

こんなものが
組織作りに必要なんだろうか?
と思っていました。

 

その当時の私からしたら、
お客様と合宿をして、
会社のビジョンをつくるなんて
想像もできませんでした。

 

そんなことができるようになったのも、
チームビルディングの先生の石見さんから
ビジョンって単なる映像だよ!
と教わってからです。

 

人と人は違うので、
目指すイメージを共有しておかないと
バラバラになります。

 

サッカーにしろバレーボールにしろ、
指示なしにチームとして動けるのは
ビジョンの共有ができているからです。

 

会社も同じで、チームで動くために
ビジョンはなくてはならないのです。

 

ただ、そのビジョンといっても、
時間軸によって、ぜんぜん違います。

 

1ヶ月後なのか?半年後なのか?
1年後なのか?3年後なのか?
10年後なのか?

 

イメージするものが違います。

 

今回、お話を伺って、
今後10年間のビジョンをつくりたい
ということでした。

 

いずれにしても、
会社のビジョンをつくるには、
会社がどうなっていたらよいのか?
言語化する必要があります。

 

石見さんがビジョンの話を
わかりやすく説明してくれています。

 

「成果を出し続ける組織に導くー再現性のメカニズム」
https://note.com/bmia/n/nba3290bc8041

 

この中で石見さんが行っているのは、
ビジョンは状態のことだと言ってます。

 

だから、社長さんには
状態を話していただくようにします。

 

『将来、会社がどうなっていたらよいですか?』

 

このように訊ねると、
ほとんどの社長さんはやりたいことを話します。

 

「こんなことをやりたいんだよね!」

 

「あんなこともできると思うんだよね!」

 

「前から、こんなこともしたいと思っていたんでよね!」

 

なるほど、それはそれで、
ビジョンをつくるために大事なことですが
やりたいことはビジョンではありません。

 

ビジョンは「状態」なので、
ビジョンとしては、
やりたいことができる状態です。

 

だから、
そのやりたいことができているとしたら、
会社はどうなっていますか?
という質問をします。

 

そうすると、だいたいの社長さんが
言葉に詰まります。

 

当たり前のことで、
そこで言葉にできるなら、
そもそも私に頼んでいません。

 

ここからが、
私の価値を発揮するところです。

 

会社がどうっていればよいのか?

 

それは・・・

社員さんがどんな風に働いているのか?

 

社員さんが職場でどんな会話をしているのか?

 

社員さんが仕事をしながら、何を感じているのか?

 

どんなお客様と仕事をしているのか?

 

お客様とどんな会話をしているのか?

 

お客様にどんな気持ちになってもらっているのか?

 

このようなイメージできる質問をして
どんどん、言葉にしてもらいます。

 

そして、その言葉をフセンにかいて
模造紙に貼っていきます。

 

そうすると、何度か、
同じような言葉が出てきます。

 

言いたいことは繰り返される・・・

 

それがキーワードになります。

 

そんなやり取りをしながら、
私の中では、
これがビジョンになるかな?という言葉が
あったのでお伝えしました。

 

イイ感じのようでした。

 

最終的には自分で言葉にしてもらう
必要があるので、
完成度の低い感じの言葉に
とどめました。

 

15時にチェックインして、
こんなことをやっていると、
あっという間に夕方になっていました。

 

行き詰まったら、
温泉に入ろうと思ったのですが、
そんな心配はいらないぐらい
話が弾みました。

 

そのあとも、
夕ご飯を一緒に食べながら、
いろいろな話をします。

 

ビジョンを作ろうとすると
どうしても、目の前に集中するので、
ビジョンから遠い話をして、
視野を広げてもらうようにしました。

 

これも合宿のよさですね!

 

今回は、さらに温泉旅館だったので、
温泉に入りながら話をしました。

 

これで一日目が終わりです。

 

で、一晩、言葉を寝かして、
翌朝、もう一度、ビジョンに向き合って
もらいました。

 

やりたいことができているとしたら、
会社はどうなっていますか?

 

昨日、言葉にした「ビジョン」が
その答えになっていればOKです。

 

話をしていると、
同じ話になってきたので、
これでOKだと思います。

 

そもそも、ビジョンって
変わるものだと思っています。

 

なぜなら、やっているうちに、
やりたいことが増えていくからです。

 

やったことをやってみると
最初はできなくても、
徐々にできるようになります。

 

できるようになると、
またやりたいことが出てきます。

 

やりたいことが増えれば、
どうっているか?も変わります。

 

つまり、ビジョンは変わるものなのです。

 

ビジョンは一度作ったから
終わりではありません。

 

だから、そんなにガチガチにつくる
必要はないと思っています。

 

ただ、最終的に、
社員さんに共感してもらう必要があります。

 

社員さんからも、それイイですね!
と言ってもらえるようなビジョンでないと
ビジョンの達成に向けた推進力が生まれません。

 

このビジョンが達成した時に
社員さん達にとって、
どんな良いことがあるのか?

 

それもイメージできる必要があります。

 

ただ、それも、
夕ご飯を食べたり、
温泉に入りながら話をしたので
十分、イメージできると思います。

 

意外とビジョンを作っている時以外の
時間が大事だったりするんですよね!

 

こんなことができるのは、
温泉合宿だからこそです。

 

昨日の夜は
エネルギーを使い切って寝てしまい、
今日も朝から話をして、
さきほど、家に帰って来て
ようやく今日のブログが書けました。

 

もう、数時間後には
明日のブログに取り掛かります。

 

実は、金曜日の夜も23時まで
別の会社の社長さんと話をしていて、
ずっとチームビルディングの話をしていました。

 

こんな風に社長さんと
チームビルディングの話をするのが、
私のビジョンだから、
温泉合宿もビジョンそのものです。

 

ビジョンというものは、
やりたいことなので、
ビジョンってかなうものなんだなぁ~
とあらためて思いました。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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