先日、お客様の会社で
上手く行っていない部署のヒヤリングを
していたら、こんな話がありました。
上司に報告したのに反応がない!
なるほど、これでは、
組織が上手く行かないはずです。
人には承認欲求があります。
承認欲求は人によって
その大きさが違います。
少しでも承認すれば満足する人と
たくさん承認しないと満足しない人がいます。
承認欲求の大きさはいろいろあるにしても
満たされないと不満になります。
だから、上司は、
相手の承認欲求の大きさを見ながら
欲求を満たす必要があります。
承認には3つの種類があります。
①結果承認
②経過承認
③存在承認
の3つです。
①結果承認とは・・・
できたことを承認すること。
②経過承認とは・・・
その行動(努力)を承認すること。
③存在承認とは・・・
その存在そのものを承認すること。
1つ1つ見ていきたいと思います。
①結果承認は、
できたことを承認することで、
普通、結果を出した部下に対しては
上司は承認をするので、
承認不足になることはありません。
②経過承認は、
行動(努力)を承認することなので、
相手を見ていないと承認できません。
今回のヒヤリングで出てきた
報告したのに反応がないというのは、
自分の行動を見てくれていないことに
対する不満です。
部下の行動を見ていない上司は
経過承認ができないので、
常に承認不足になります。
③存在承認は
その存在そのものを承認することです。
結果も行動もありません
存在そのものに承認するって、
どういうことなんでしょうか?
一番わかりやすいは、挨拶です。
挨拶は、相手がいるだけでできます。
挨拶をしないということは、
何もしていないように思えますが、
相手の存在を認めていない
ということが伝わってしまいます。
②経過承認のところで書いた
部下の行動を見ていない上司は、
部下の存在も認めていないので
③存在承認もできないことが多いです。
このように、
部下を見ていない上司は
常に承認不足のリスクを抱えています。
部下の報告に反応がないんです!
という話があった時に、
この組織は上手くっていないと
分かったのは、こういうことです。
こういう組織の打ち手は、
上司が部下を見て挨拶をするということ
から始めることなんですが、
そう言われて
上司が挨拶するようになるか?は
その上司次第です。
そんな時に分かりやすく話すのは、
桃太郎の話です。
桃太郎は、犬、猿、雉の活躍を見て
きび団子を与えて家来にしました。
きび団子がなければ、
桃太郎は一人で戦うはめになったと
思います。
そうならないように
上司はいつでも承認(きび団子)を
渡せるように準備しておく必要が
あるのです。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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