反対だけなら誰でもできる

今まで、安倍元首相の国葬について
コメントしてきませんでした。

 

ここになって、ようやく、
言いたいことがまとまったので
そのことを書いてみようと思います。

 

安倍元首相の国葬に
海外から700人前後の方が
参列する見込みだそうです。

 

この中には、
アメリカのハリス副大統領、
ケネディ元駐日大使、
イギリスからはメイ元首相、
フランスからはサルコジ元大統領、
ドイツからはウルフ元大統領、
イタリアからはレンツィ元首相が
参列する見通しだそうです。

 

この方々は、
我が国の行事に参加するために
来日されます。

 

私も個人的には、
国葬が行われることが決まった
プロセスに不満もありますし、
元統一教会に関わっていたことにも
失望を感じています。

 

しかし、
政府がやると決めたことに
国会議員が感情や個人的な好き嫌いで
参加しないというのは
どうも納得がいきません。

 

欠席をする国会議員の方々は、
諸外国から来日される参列者の方々に
どのように説明をするのでしょうか?

 

現役の大統領や首相ではないから、
ぞんざいに対応してもよいとでも
言うのでしょうか?

 

これらの参列者を派遣した国々と
どのような関係を築こうとしている
のでしょうか?

 

私は、国葬に反対してはいけない
と言っているのではありません。

 

政府がやると決めたことを
実行しないのは問題だ
と言いたいのです。

 

何度か、私のブログで紹介している
「戦略と実行」という本に
戦略実行の失敗要因について、
次ように書かれています。

 

 

100%合意ができないにもかかわらず
戦略を実行していくためには、

決まったことは実行するのだ
という潔さ、

制約に対しては反対や抵抗ではなく
創造でのりきるのだという気概、

いってみれば実行の文化が必要だ

 

やると決まった以上は、
中途半端が一番ダメで、
全力でやる必要があります。

 

そうでなければ、
成功だったのか?失敗だたのか?
判断できないからです。

 

中途半端にやったことが
失敗の原因だとしたら、
それは中途半端にした人にも
原因があります。

 

しかし、
精一杯やったにもかかわらず
失敗したなら、
それは戦略の失敗です。

 

その時に、初めて、
批判できるのではないでしょうか?

 

民主主義は多数決で決まります。

 

それが愚策だと思っても、
多数決で決まった以上従う必要があります。

 

そういう意味で、
政策は100%合意できるものばかり
とは限りません。

 

そんな中で、
国家議員として責任を果たすためには、
合意できないと思っても、
その制約の中で
全力を尽くす必要があると思うのです。

 

このように、
たとえ合意できないことにも、
その全力を尽くせる人が
「実行力」のある人だと思います。

 

つまり、どんな状況でも
成果を出すために全力を尽くせるから
その人について行こうと思うのです。

 

それは、会社でも一緒で、
いつも100%同意できることばかり
ではありません。

 

そんな中で、
とことん話し合って、
それほど言うなら、やってみよう!と
全力を尽くしてやってみた上で、
振り返りをすれば良いのだと思います。

 

反対だけなら誰でもできます。

 

合意できない中でも
あきらめずに成果を出そうとする
ことが大事だと思うのです。

 

結局、人は、
実行力のある人について行くのです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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