前回のブログで、
リーダーが嫌われているという問題を
相談されることが多いと書きました。
背景の説明が足りないと思ったので、
もう少し書きたいと思います。
嫌われる背景は、
会社から与えられた目標を
達成しようとして
部下にやらせようとするからです。
部門(みんな)の評価を
上げようとすれば、
部門の目標を達成する必要があって、
そのために、部下に行動してもらう
必要があります。
そもそも、他の社員さんより
優秀だったり、実績があったり、
経験があるから、リーダーをしています。
目標を達成するために
どうしたら良いか?も分かっています。
こうすれば、目標達成できる
という答えを持っています。
答えを持っているだけに
部下をコントロールしてしまう・・・
自分の思い通りに
部下を動かそうとします。
そのほうが、成果が出るから
部門(みんな)にとっても
良いことだろうと思っているのだと思います。
しかし、部下にしてみると
やらされ感しかありません。
上司は、目標達成に必死で、
部下のやらされ感の原因が自分にある
とは思っていません。
では、リーダーが悪いのか?というと
部門(みんな)の目標を達成しよう
としているのだから
リーダーは悪くないのです。
悪くないのに嫌われてしまう・・・
本当に気の毒だと思うのです。
では、どうしたらよいのか?
いつもブログに書いていますが、
人の問題を解決する時は
ポジティブアプローチです。
ポジティブアプローチは、
原因追及ではなく
どうなっていたらよいか?という
理想の状態を描いて、
そこに近づけるアプローチです。
ポジティブアプローチで
問題解決する時に大事なことは、
このどうなっていたらよいか?を
みんなで決めるということです。
つまり、部下からも
どうなっていたらよいか?を
表現してもらうことが必要です。
目標設定も
目標達成のためにやるべきことも
リーダーが決めてしまうから
やらされ感が出るのです。
他人が決めたら他人事
自分で決めたら自分事
部下に決めてもらえばよいのです。
ただ、部下が決めるとしても
適切な判断ができるとは限りません。
実は、そこがポイントで、
リーダーには見えていて
部下には見えていないところです。
こうすることで、
上司は部下が何が見えていないか?
が分かるようになります。
いつもブログに書いている
ルービックキューブです。
人がどんなに頑張っても
6面のうち3面しか見え見えません。
上司と部下が上手くいっていない時は
それぞれ、自分が見えている3面で
話をしていることが多いです。
それぞれ違う面を見ているので
話がかみ合うはずもありません。
解決方法は、
それぞれが見えている面について
話し合って、
全体を把握することです。
そうすることで、
上司ってそんなことを
考えていたんだ!
と部下は思えるし、
部下はこんなことを
不安に思っていたんだ!
と上司は思えるようになります。
問題解決をする上で大事なことは、
そういう話し合い場を作ることであり、
一方の味方をして、
一方を敵にすることではありません。
お互いが理解できれば、
お互い、補い合いながら
仕事することができます。
そうすることで、
今まで機能していなかった組織が
機能し始めます。
こういうのが組織開発だと思っています。
動かなくなったロボットを修理して
動くようにするイメージです。
これが、私の会社名を
ロボット人事研究所とした由来です。
人を採用できる時代は、
会社にあった人を採用すれば
良かったのですが、
人が採用できなくなって
今あるメンバーで組織を機能させる
必要が出てきた時に
組織開発という考え方が大事に
なってきていると思います。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
ありがとうございます。
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