そもそも話し合いは上手くいかない

組織の問題の相談を受けていると
コミュニケーション不足によって
問題が起こっていることが多いです。

解決策としては
話し合うしかないのですが、
話し合ったからと言って
すぐに解決するわけではありません。

なぜなら、話し合ったところで、
人は頭の中にあることを
100%表現できないからです。

話したところで、
思っていることの一部しか
話せてません。

誤解を解くつもりで話したことが
さらなる誤解を招いたりします。

そもそも、
話し合いって上手くいかないのです。

しかし、コミュニケーション不足は
話し合うことでしか解決しません。

だから、話し合う上で大事なことは、
分かり合えなかったからといって
あきらめないということです。

一度、話し合ったから終わりでなく
分かり合えるまで、
何回も話し合う必要があります。

いつもブログに書いていますが、
人と人はルービックキューブです。

どんなに頑張っても
6面あるうちの3面しか見えません。

半分しか見えていないのに
この人はこんな人だと判断して
しまうのです。

それは危険なことで、
常に見えない面があることを
自覚する必要があります。

例えば、
今や全国民の敵になってしまっている
兵庫県の斎藤知事にも、
私が見えていない面があるはずです。

見えている面だけで判断すると
間違える可能があります。

では、どうしたら、
見えない面が見えるように
なるのでしょうか？

ルービックキューブだったら
裏側に回ればよいのです。

裏側に回れば、
見えてなかった３面が見えます。

裏側に回る時に大事なことは、
ルービックキューブを固定する
ということです。

固定することで裏側に回れます。
（一緒に回っていたら同じ面しか見えません）

この固定するというのは、
人と人でいうと、
相手を信じるということです。

相手を信じるからこそ
裏側が見えます。

そんなことを言われても、
関係性が悪い相手を信じるなんて無理！
と思われるかもしれません。

それはそうだと思います。

相手を信じなくても良いと思います。

ただ、相手が
よい仕事をしよう！
と思っていたり、
お客様に喜んでもらおう！
と思っていることは
信じられると思うのです。

悪意を持って仕事をしている人は
滅多にいません。

そのように信じられれば、
相手の意図しているところが見えてきます。

そうなることで、
今まで見えなかったことが見えてきます。

急に変われるわけではないですが、
少し相手に対して優しくなれたように
感じられるようになります。

あ～私の思い込みもあるかも・・・

そう思えるようになると
相手の思っていることが感じられるようになります。

それが感じられるようになって、
はじめて話し合いが上手くいくのだと思います。

それには、ある程度の時間が必要です。

だから、
一度や二度の話し合いで解決しなくても、
話し合いを続けることが大事なのです。

それでも完全に分かり合うことないと
思うんですけど・・・

相手がそう考えるのも無理はないかな？
と思えるようになれば、十分だと思います。

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

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