先日、リーダーの方と面談している時に
『自分は意地悪なんですよね！』
という話になりました。
意地悪ってどういうことか？
聞いてみました。
チームとしてやる！と決めたことを
リーダーが指示したら、
やるのだそうです。
それはそれでよいのですが、
チームで決めたことなんだから、
リーダーが指示しなくても
やるようなって欲しいので、
わざと指示しないようにしているのだそうです。
で、指示をしないとやらないそうです。
なるほど・・・
やらないことが分かっていて、
あえて指示をしない・・・
ただ、それはそれで、
任せてみることは大事なので、
指示をしないことが、
必ずしも意地悪だとは言えないと
思います。
大事なことは、
やらなかった時に振り返りをして
できるようになるために
どうしたらよいか？
支援するかどうか？です。
やらないと分かっていて、
あえて黙っていて、
やらなかったことを責めるのであれば、
それは、さすがに意地悪です。
できるように支援するために
黙っているのか？
できないことを責めるために
黙っているのか？
それによって
意地悪かどうか？が決まります。
ここで考えていただきたいのは、
そもそも、意地悪なリーダーに
部下はついて行くのか？
と言うことです。
リーダーというのは、
できるかどうか？別にして
やると決めてやる人のことです。
リーダーは、やると決めたことに
ついてきてくれる人（フォロワー）がいて
初めて、リーダーになれます。
リーダーになるかどうか？は、
ついてきてくれる人（フォロワー）が
いるか？どうか？です。
そう考えた時に
「リーダー」の条件は５つあります。
１．一貫性
２．誠実さ
３．決断力
４．見通す力
５．コミュニケーション力
まず、一貫性のないリーダーには、
ついて行こうと思えません。
途中までやって、
はしごを外されたくないですから・・・
誠実さのないリーダーにも、
ついて行こうとは思えません。
人をだますような人には、
そもそも、ついて行けません。
決断力のないリーダーも
イヤですね！
リーダーが決めないのに
部下が決めるわけにはいきません。
見通す力のないリーダーも
イヤですね！
どう考えても
上手くいきそうにないことを
やろう！と言われても、
ついて行く気がしません。
そして、コミュニケーション力のない
リーダーもイヤですね！
できるか？どうか別にして
やるのですから、
やったら、どんないいことがあるのか？
ちゃんと伝えて欲しいですよね！
このようにリーダーとして
機能するためには条件があります。
さて、冒頭のお話に戻ります。
意地悪なリーダーって、
この５つの条件を満たしているでしょうか？
言うまでもないですね！
意地悪なリーダーには
メンバーはついて行こうとしないので、
意地悪なリーダーは
リーダーにはなれないのです。
当たり前の話ですが、
メンバーを信じていないリーダーは、
メンバーから信じてもらえません。
だから、まず、最初に
リーダーがメンバーを信じないことには、
リーダーは務まらないということです。
とはいえ、最初から
リーダーがメンバーを信じていないわけでは
ないと思うのです。
これまで、さんざん、信じてきて、
それでもやってくれなかったりして、
信じられなくなっているのだと思います。
ただ、それは、
目標の設定とか、
目標の伝え方が上手く行かなくて、
メンバーが目標を自分事にできていない
からだと思うのです。
自分事になるように目標設定をして、
目標の意味を伝えていれば、
メンバーはやろうとするはずです。
それぞれがやりたいことを目標にして
どうやって目標を達成するのか？
イメージできるまで話し合うことが必要です。
そういうことは、意地悪していると
上手く行かないと思います。
成果を上げるリーダーになりたいのであれば、
リーダーの５つの条件に当てはめた時に
リーダーとして、今、何をすべきか？
考えて実行することが大事だと思います。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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