前々回からのブログで、
フィードバックは、
本人が目指している状態と
本人の現在地のギャップを
伝えることだと書きました。
前回のブログで、
本人の現在地を伝えるには、
I(アイ)メッセージで伝えることが
有効だと書きました。
今回のブログでは、
本人が目指している状態を
どのように正しく認識してもらうか?
について書きたいと思います。
フィードバックをする時に
本人に現在地を認識してもらっても
目指している状態を認識してもらわないと
ギャップが明確になりません。
実は、この「目指している状態」が
明確になっていないことが多いです。
前々回のブログで書いたように
あいづちの仕方とか
会話の仕方とか
お客様との接し方とか
望ましくないという時に、
そう思っている方に
「どうなっていたらよいのですか?」と
質問しても答えられないことがあります。
これは「目指している状態」が
明確になっていないということであり、
これではフィードバックは機能しません。
細かいことを言う前に
会社として「目指している状態」を
明確にする必要があります。
「目指している状態」というと
通常、「ビジョン」をイメージするかも
しれません。
ビジョンと言えばビジョンなんですが、
ここでいうビジョンは、
「どのように行動すべきか?」
ということなので「バリュー」です。
「バリュー」というのは、
本来、Shared Valueのことで、
共有された価値観です。
うちの会社として
何を大事にしているのか?
ということです。
それは・・・
約束を守る!だったり
お客様に誠実に!だったり
思いやりを持つ!だったり
会社によっていろいろあると思います。
そう考えた時に、
あいづちの仕方とか
会話の仕方とか
お客様との接し方とかが、
「バリュー」に沿っているのだろうか?
と考えてもらうことが有効です。
細かいことを
いちいち言わなければならないのは
自分が考えられないからで、
考えられないのは判断の基準がないからです。
「バリュー」という基準を作ることで、
何が適切で、何が適切でないか?
自分で考えられるようになります
とはいえ、すぐに
考えられるようにはなりません。
自分で判断できるようになるには
時間がかかります。
「バリュー」を元にして
何が適切で、何が適切でないのか?
繰り返し考えることが必要です。
ここに時間をかけないと
Shared Value(共有された価値観)
にはなりません。
「ビジョン」と同様、
「バリュー」も作る会社が増えていますが、
作っただけでは機能しなくて、
共有のための時間が必要だと思います。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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