犯人探しではなく現象を見る

前回に引き続き、
トヨタのYouTubeチャンネル
トヨタイムズからのお話です。

認証不正問題を改善する
自主研のメンバーと豊田会長の
座談会の中で、
豊田会長がこんなことを言っていました。

何か問題が起こった時に
犯人を探さない

その現象を見る
そういうカルチャーにもっていくこと
(が大事だ!)

46:40
豊田章男会長と自主研メンバーが本音の座談会

何か問題があった時に
ほとんどの場合、原因を探そうとします。

何が問題なんだろう?

問題が明確になったら、
問題を起こした人が「犯人」になります。

しかし、前回のブログで書いたように
問題は、起こっている場所で
起こっているのではなく、
それよりも前の所で起こっていて、
後になって現象として現れるのです。

だとしたら、
「犯人」は問題を起こした人ではなく、
その前のところで問題を起こした人です。

でも、いろいろな問題が積み重なって
後になって現象として現れたものなので、
「犯人」探しをしても意味がないのです。

それよりも、
問題が起こってしまう現象に
目を向けるべきなのです。

何か問題が起こった時に
犯人を探さない

その現象を見る
そういうカルチャーにもっていくこと
(が大事だ!)

豊田会長が言っているのは
そういう意味だと思います。

これは、いつもブログに書いている
ポジティブアプローチです。

問題解決のアプローチとして
ギャップアプローチと
ポジティブアプローチの2つがあります。

ギャップアプローチは、
原因追及のアプローチです。

問題になっているところを特定し
そこを直すことで
問題を解決しようという考え方です。

それに対して、
ポジティブアプローチは、
問題解決された状態をイメージして
それに近づけようとすることで
問題を解決しようという考え方です。

製造業については、
昔から「なぜ」を3回繰り返せ!
と言われていたように
ギャップアプローチが主流でした。

それが、今や、
製造業のTOPの豊田会長までも、
ギャップアプローチでなく、
ポジティブアプローチで考えよう!
と言うなんて、
時代が変わったな!と思いました。

どうなっていたらよいのか?
というビジョンを描き、
今いるメンバーの強みを活かして
そのビジョンの実現に向かって
コミュニケーションを取っていくことが
チームビルディングです。

そういう意味で、
チームビルディングが当たり前になる
世の中に近づきつつあるのだと思います。

チームビルディングの夜明けは近い!

今日も最後まで読んでいだき、
ありがとうございます。

効き脳コーチングしませんか!

効き脳診断をして、
アナタの「強み」を可視化して
「強み」についてコーチングしませんか?

効き脳診断をしていただき
ZOOMを使って診断結果について
コーチング的にセッションをします。
(約60分間)

効き脳コーチングの詳しいことはコチラ

https://robotjinji.co.jp/kiki

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です