先日、お客様の会社の会議に
出ている時にこんなことがありました。
既存事業の部長さんが、
新規事業への人のヘルプをやめたい
と言い出しました。
今までは、既存事業から
新規事業に人をヘルプに出していたのですが
既存事業も人が足りなくなったので、
戻して欲しいということでした。
それに対して、
社長さんは既存事業の部長は
自分のことしか考えていない!
と怒っていました。
社長さんの言っていることも分かります。
既存事業は安定していて、
永く勤めている人も多いので、
人が少なくても回ります。
それに対して、
新規事業はイレギュラーな対応も多く
バタバタしているので、
どうしても人がたくさん必要になります。
社長にすると、
既存事業の部長は
全体のことを考えていない!
という訳です。
しかし、
既存事業の部長にしてみれば、
今までさんざん新規事業に
人のヘルプを出してきたのだから、
こっちが困った時に
人を戻してもらってもいいじゃないか!
と思うのも無理はありません。
これは、よくある
セクショナリズムの問題です。
この問題は、よく相談されるのですが、
これって、問題なんだろうか?と思うのです。
逆に考えたらどうでしょうか?
既存事業の業務が回っていないのに
他部署に人のヘルプを出していたら、
部長の役割を果たしていない!
と言われるに決まっています。
だから、既存事業の部長としたら、
自部署の業務を最優先に考えるのは
当然です。
自部署の業務が回っていて、
初めて、他部署のことが考えることが
できるのです。
だから、セクショナリズムの問題を
解決しようと思ったら、
それぞれの部署の問題を解決することが
先なのです。
だから、他部署のことを考えて欲しいなら
まず、自部署で困っていることを
聞いてあげるべきなのです。
その話を聞いた上で、
全社としての状況を伝えて、
新規事業の方を優先して欲しい!
と伝えるべきなのです。
そもそも、部長クラスなら、
常に全社のことを考えて欲しい!
という社長さんの気持ちも分かります。
それであれば、全社として状況を
常に情報共有しておく必要があります。
だから、セクショナリズムの問題は、
セクショナリズムの問題ではなく、
情報共有の問題なのです。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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