先日、お客様の会社の
店舗の会議に出ている時に
こんなことがありました。
来期の事業計画を立てる時に
店長さんが部下の皆さんに
「来期はどうしましょうか?」
と訊ねたら、
部下の皆さんの一人から
「店長からどうしましょうか?と言われても
私たちでは決められません!」
と言われてしました。
さらに
「どうするのか?を決めるのが
店長の仕事なんじゃないですか!」
と重ねて言われてしまいました。
一瞬にして場の空気が凍り付きましたが、
私にしてみると良くあることです。
店長さんの気持ちは分かります。
一方的に店長が決めて、
「これで行きましょう!」と言ったところで
なんだかんだ、できない理由を言って、
やってくれません。
それなら、みんなで決めよう!と思って
「どうしましょうか?」と聞いたら、
「それを決めるが店長の仕事でしょ!」
と言われてしまう・・・
なんとも気の毒な話です。
いつもブログに書いていますが、
他人が決めれば他人事
自分が決めれば自分事です。
できれば、
みんなで決めた方が
みんな、自分事になるので、
その方がよいと思います。
しかし、決めるのは一人です。
みんなで決めることはできません。
それなのに、
なぜ、みんなで決めればよいなんて
と言うのか?というと・・・
みんなで決める決め方があるからです。
それは、どうやって決めるか?
というと・・・
制約条件を付けるのです。
制約条件が付くと、
選択肢は限られてきます。
もうそれしか選択肢がない!
という状態になると
誰が決めても同じになります。
誰が決めても同じなら、
店長が決めたとしても
みんなで決めたことになります。
では、制約条件とは何か?
というと・・・
それは、本部からの指示であったり、
財務的な問題であったり、
人数的、人材的な問題であったり・・・
いろいろ考えるのは自由ですが、
現状、そんな自由に考えらるほど
余裕がなかったりします。
そうやって考えていくと、
どんどん選択肢が絞られていきます。
その中から選ぼうとすると
結局、それしかないね!という
感じになります。
決めたことに対して不満が出る
というのは、
決めるまでのプロセスを知らないから
不満が言えるのです。
決めるまでのプロセスを知ってもらったら、
そりゃ、そうだよね!となります。
だから、大事なことは、
どうしましょう?と聞くのではなく、
一緒に考えてもうらうことです。
一緒に考えたら、
最後に店長が決めても、
それはみんなで決めたことになります。
みんなで決めるという言葉だけが
一人歩きしてしまっていますが、
私が言っているのはこういうことなんです。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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