それはフィードバックではありません

昨日は、
チームビルディング経営塾10期の
第4回目でした。

講義の中では、
フィードバックをお伝えしました。

私の個人的な感覚で言うと
世の中で行われているフィードバックは、
ほとんどフィードバックになっていません。

というのは、
ほとんどの人がフィードバックの意味を
誤解しているからです。

一般的に、フィードバックというと
自分が感じたことを
ストレートに伝えることだと
思っているのではないか?
と思います。

確かに、フィードバックとして、
感じたことを伝えることはありますが
なんでもかんでも伝えればよい
ということではありません。

本来のフィードバックは何のか?
というと・・・

フィードバックの元々の意味は
大砲でマトに当てる技術のことです。

大砲はライフルのように
狙って撃つことができません。

撃ってみて
「的」とどれだけ離れているか?
を観測し修正して打ちます。

「的」とどれだけ離れているか?
がフィードバックです。

だから、
相手が何を「的」にしているのか?を
把握せずに、思ったことを伝えても、
フィードバックにならないのです。

さらにいうと、
「的」とどれだけ離れているか?
を伝えることなので、
評価や判断を含みません。

フィードバックとして、
感じたことを伝えることがある
と書きましたが、
それは、評価を入れず、
自分が感じた主観的な事実として
伝えると言うことです。

たとえば、
「私はあなたがこの問題を解決したい
という強い意志を感じません」
という感じです。

そんなことを伝えて何になるのか?
と思われるかもしれませんが、
本人が目指している目標について
現在地とあるべきところのギャップを知ることで
軌道修正する機会を得ることができます。

そして、
それが本当に達成したい目標であれば、
強制したり、批判しなくても
自ら、軌道修正するはずです。

だから、
フィードバックが機能するためには
相手の目標を把握するだけでなく、
目標設定に時点で、
本当に達成したい目標である
必要があります。

いつもブログに書いていますが、
人はやりたいことしかしません。

逆に言うと、やりたいことはやります。

ただ、本人のやりたいことと
会社が目指していることがつながっていないと
会社の中で本人がやりたいことができません。

この話をすると、いつも、
会社がやりたいことと本人がやりたいことが
つながるなんてことがあるんですか?
と言われます。

しかし、本人がやりたいことを
会社の中でやろうとすると、
会社が良くなっていないと
できないと思うのです。

例えば、
給与を上げて欲しい!というなら、
会社の業績を上げるしかありません。

これくらい給与を上げるには、
売上はこれくらいして、
経費をこれくらいに抑える必要がある
と伝えればよいのです。

少し話が目標設定の話に
逸れてしましたが、
フィードバックを機能させるには、
まずは目標設定が大事!
というお話でした。

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

望ましい成果を上げるためには、
チームとして一丸となって、
目標に向かって行くことが必要です。

しかし、目標設定が上手く行かないと
それができなくなります。

目標設定には「やり方」があります。

その「やり方」をワークを通して、
お伝えしたいと思っています。

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