先日、お客様の社長さんと
話をしている時に、
無責任な社員が多い!という
相談を受けました。
無責任というのは、
責任を取らないということです。
では、責任を取るというのは、
どういうことなんでしょうか?
よく、職場でも社長が社員に
「責任を取れるのか?」と叱責している
ような場面を見かけます。
この場合、責任を取るというのは、
何を意味しているのでしょうか?
会社に損害を与えた分を弁償しろ!
という意味でしょうか?
しかし、社員に
重大な故意や過失がない限り
社員に損害を負わせるなんてことは
していないと思います。
そうなると、一体、
社員が責任を取るというのは、
どういう意味なんでしょうか?
私が考えるのに、
全力を尽くすということに対して
責任を取る
ということだと思うのです。
結果は外部要因に左右されます。
どんなに頑張っても、
上手く行く時と上手く行かない時があります。
社長も全ての責任を社員に負わせる
つもりもないと思います。
最終的な責任は
社長が取る覚悟だと思います。
ただ、プロセスについての責任は、
社員が取る必要があると思います。
この「プロセスについての責任」というのが、
全力を尽くすということです。
つまり、社長が、
社員に責任を取れと言っているのは、
与えられた仕事を最後まで
全力でやり切れ!
という意味なんだと思います。
そういう意味で、
責任を取れ!と言うのであれば、
結果が出てから言うのではなく、
結果が出る前に言う必要があります。
結果が出た後では、
社員は責任の取りようがありません。
また、上司が部下に言う
「責任を取れるのか?」という言葉の意味は、
結果に対しては責任は取れないんだから、
プロセスに対して責任を取れ!
という意味なんだと思います。
そのように考えると、
冒頭の「無責任な社員が多い」という
相談についてですが、
結果に対する責任については、
社員は無責任なんだと思います。
社員が責任と取るべきは、
プロセス(全力でやり切る)に対してです。
だから、社員に責任を取れ!と言う時に
プロセス(全力でやり切る)に対して
責任を取れ!と言わないと、
取りようがない責任を負わされている
と思われる可能性があります。
取りようもない責任を取れ!というのは、
社員を追い込めることになるので、
言葉の定義は気を付けないといけない
と思いました。
今日も最後まで読んでいだき
ありがとうございます。
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