先日、お客様の社長さんから、
こんな相談をいただきました。
締め切りが決まっている仕事で、
どう考えても終わらないのに、
相談も報告もないのはどうしてなんでしょうか?
関係性も悪くない会社なので、
相談や報告をしようと思えば、
できると思います。
では、なぜそれができないのでしょうか?
考えられる理由の一つは、
「このままでは終わらない」ということが、
本人の中でイメージできていないということです。
私もいつもブログに書いていますが、
人はイメージできないことはできません。
「この作業をいつまでにやっておかないと、
全体の仕事が間に合わない」
そういった感覚は、
仕事全体の流れが見えていなければ、
判断できません。
たとえば、酢豚を作るとします。
酢豚を作るには、まず
豚肉に衣をつけて油で揚げておかなければ、
野菜と一緒に炒めることができません。
さらに、油で揚げるには、
油を熱する必要があり、
揚げ終わった後には、
油の片付けもしなければなりません。
つまり・・・
野菜を切って炒める前に、
揚げる作業と片付けを
終えておく必要があるのです。
このように、
酢豚を作るには時間がかかる
というイメージがあれば、
時間がないときに酢豚は作りません。
しかし、時間がかかることが
イメージできないと、
家族から酢豚が食べたいと言われると、
作ろうとしてしまう・・・
そして、ご飯がまだできないの?
と言われても、
時間がかかるものは仕方がないじゃない!
という話になります。
さて、冒頭の相談の話に戻ります。
良し悪しを言うつもりはありませんが、
仕事が期限に間に合わないのは、
イメージできない人に仕事を任せている
会社側の課題でもあります。
それを単に「社員の責任感の問題」
と片付けるのは簡単ですが、
社員が仕事全体をイメージできるようすることが
この問題を解決するためには不可欠です。
結局、人を育てることでしか、
この問題は解決しないのだと思います。
今日も最後まで読んでいだき
ありがとうございます。
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