前回のブログで、
ごめんなさいが言えないと破滅を繰り返す
ということを書きました。
「ごめんなさいが言えないと破滅を繰り返す」
これは思考のクセなので、
いつも人と上手く行かないという場合は、
無意識にU理論の上手く行かない
パターンになっている可能性があります。
そもそも、U理論は無意識なので、
自覚するのは難しいのですが、
結果は現れるので、
そういうことが多いのであれば、
U理論の上手く行かないパターンに
なっているのだと思います。
では、上手く行っていないことは分かったけど、
どうしたら上手く行くパターンに変えられるのか?
という話になると思います。
そのために必要なことは、
上手く行くパターンを知ることだと思います。
上手く行くパターンを
「U理論」のプロセスで示すと
次のようになります。
「ダウンローディング」
起こった現象を認識する段階です。
上手く行かない場合もここから
スタートしました。
ここが分かれ道です。
上手く行く場合は次のようになります。
↓
「保留」
自分の心の中に浮かんだ考えや
正誤、善悪の判断を保留します。
思考のスピードを落として
感情的になりすぎないように心がけます。
↓
「観る」
起こっている状況をよく観察するということです。
相手の言っていること、やっていることを
評価せずにそのまま受け止めます。
↓
「視座の転換」
見えていないものを見ようとします。
いつもブログに書いている
ルービックキューブの裏側を見よう
とすることです。
言っていること、やっていることの
背景を見るようにします。
↓
「感じ取る」
背景を見ながら、
相手の意図を感じ取ろうとします。
感じ取れなくても
感じ取ろうとすることが大事です。
↓
「手放す」
相手の意図を感じ取ろうとしても
自分の価値観や思い込みがあると、
感じ取ることができません。
まずは、自分の価値観や思い込みを
手放す必要があります。
↓
「プレゼンシング」
自分の価値観や思い込みを手放すと、
今まで見えなかったことや
感じ取れなかったことが湧き上がってきます。
ルービックキューブの
裏側が見えてくる感じです。
もしかして、こういうことなのかな?
という考えが浮かんできます。
↓
「迎え入れる」
なんとなく感じ取れたものを受け入れます。
そういうこともあるかもしれないという
程度の理解度です。
↓
「結晶化」
そういうこともあるかもしれないということが
いろいろとつながってくる段階です。
いろいろとつながってくると
相手の背景がぼんやりと見えてきます。
↓
「具体化」
相手の背景がだんだん見えてくると
背景を理解できるようになってきます。
相手の背景と言動のつながりを
感じることができるようになります。
↓
「プロトタイピング」
相手の背景と言動を比べながら、
自分の中で答え合わせをしている状態です。
相手の背景と言動がつながり始めます。
↓
「実体化」
相手の背景と言動がつながって、
相手の言動に共感は出来なくても、
理解ができるようになります。
↓
「実践」
相手の言動を理解した上で、
相手に対応できるようになります。
今回の、田久保市長も、
このプロセスをたどることができれば、
周りから批判されていることを
受け入れることができたのだと思います。
おそらく、学歴詐称を指摘された時点で、
感情的になってしまって、
「保留」ができなかったのだと思います。
この上手く行くパターンの難しさは、
コントロールできないということです。
その段階でとどまっていると、
自然と次の段階が起こるということです。
その段階にとどまるためには
心穏やかでいる必要があります。
そういう意味で、
すぐに感情的になる人にとっては、
上手く行くパターンは難しいのだと思います。
感情的になると、
すぐに上手く行かないパターンに行きます。
実は、そうなる方が簡単です。
だから、自分の意図しないことや
思い通りにならないことが起こった時に、
心穏やかに思考することが大事なのです。
ただ、心穏やかにいるように
アドバイスしても
なかなかそうはなれません。
私は感情的になってしまう方に
アドバイスしているのは、
思い通りにならないことが起こった時に、
「そうきたか・・・」と思うようにして下さい
ということです。
これは「保留」です。
アンガーマネジメントでも
6秒ルールというものがあって、
怒りの感情がピークに達するまでの時間が
約6秒であることから、
その6秒間をやり過ごすことが大事だと
言われています。
結局、それは、
「保留」するためだと思います。
感情的になると、
「頭にくる」という言い方をしますが、
上に行くイメージなんです。
それを上に行かないようにして、
なるべく、相手の下を行くようにすると、
U理論の上手く行くパターンに入れると思います。
抽象的な言い方になってしまいますが、
上手く行くパターンは
コントロールできるものではないので、
自分の状態を整えることが大事だと思うのです。
今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。
効き脳コーチングしませんか!
効き脳診断をして、
アナタの「強み」を可視化して
「強み」についてコーチングしませんか?

効き脳診断をしていただき
ZOOMを使って診断結果について
コーチング的にセッションをします。
(約60分間)
効き脳コーチングの詳しいことはコチラ


コメントを残す