前回のブログで、
東京大学の入学式での
上野千鶴子さんの祝辞について
書きました。
『弱者が弱者のままで尊重されることとは?』
これについて
もう少し書きたいと思います。
人と人は違う
人にはそれぞれ
「強み」と「弱み」があります。
完璧な人はいません。
他人から見たら、
すごい出来るように見えても
本人は出来ていないと苦しんでいます。
だから、結局、
みんな、弱者だと思うのです。
そんなことを言うと
「社長には権力があって、
社員は言いなりになるしかないじゃないか!」
と言われるかもしれません。
しかし、社長は、
社員を上手くマネジメント
できないことに悩んでいます。
社員が一斉に辞めること
になったら、困ります。
現に、私は、三代目でありながら
祖父の会社を辞めました。
その会社は私が辞めた後に
つぶれてしまいました。
祖父は傷ついたと思います。
その後、祖父とは和解できましたが
それでも、もとの関係に戻ることは
ありませんでした。
一度壊れた人間関係は、
簡単には戻りません・・・
お客様の会社でも
同じようなことが起こっています。
社員が次々と辞めていくこともあれば、
家族経営が上手く行かずに、どちらかが、
会社を去っていくこともあります。
お互いに、
苦渋の思いで選択をしています。
お互い、そこで傷つきます。
強そうに見えても弱者なのです。
社長といえども「人」です。
「人」だから
裏切られれば傷つくし、
ヒドイ言葉をかけられれば
落ち込みます。
だから、
何を言っても良いわけでもないし、
何をしても良いわけでもありません。
それは、
社員が社長に対してもそうだし、
社長が社員に対しても同じです。
だから、
上野さんの言葉が胸に刺さります。
強がらず、自分の弱さを認め、
支え合って生きてください。
会社あっての社員であり、
社員あっての会社なのです。
会社は社長だけのものでもないし、
社員のためだけのものでもありません。
お互いが支え合って
維持していくものだと思います。
そういう意味で、
一方だけが強くてもダメで
お互いのバランスが大事なのだと思います。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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