昨日は、いつも世話になっている
お客様の経営計画発表会でした。
大阪の守口市で
精密溶接をされている会社さんです。
実は、ロボジンはこの会社さんのアイデアです。
営業マンのミコト(350)君
日経新聞にも取り上げられています
http://college.nikkei.co.jp/article/89105210.html
パナソニックの協力会社として70年続く
会社さんで
主に電池(自動車関係)の精密溶接を
行われています。
午前中は各部署による
QCサークル活動の紹介でした。
各リーダーさんが自分の言葉で
自分の仕事のことを報告されています。
これって当たり前のようですが、
当たり前ではありません。
なぜなら、仕事の目的が分かっていないと
チンプンカンプンな話になるからです。
意外と自分の仕事の目的が
分かっていない社員さんが多いんです・・
このことは、また別の機会に・・・
午後からは、今年度の事業計画の発表です。
三郷金属工業さんの命題は、
パナソニックさんからの経済的な自立です。
すなわち、パナソニック以外の会社から
仕事を受注することです。
そのための緻密な計画を立てています。
営業、製造、販売、生産、組織・・・
私のチームビルディングも組織活性化戦略に
組み込んでいただいています。
三郷金属工業さんのすごいところは
これだけの計画を立てておきながら
計画に重きを置いていないことです。
今期の経営重点戦略は
CAPDo です。
「きゃぷどぅー」ゆうてましたわ!(大阪弁)
CAPDoはPDCAの変形版です。
通常は、
P:Plan(計画)
D:Do(行動)
C:Check(現状把握)
A:Act(改善)
の順番です。
これを三郷さんは
C:Check(現状把握)
A:Act(改善)
P:Plan(計画)
D:Do(行動)
でやるというのです。
通常のPDCAと何が違うのか?
それは・・・・
最初にCheck(現状把握)から始めるので
計画が必要がない
ということです。
世の中の流れが速く、計画を立てている先から
計画が変わっていくのが時代です。
昨日も経営計画発表会の当日の午前中まで
営業マンがお客様のところで商談し、
仕事を持ち帰ってくるといったスピード感です。
計画が正しいかどうか?は
あとにならないと分かりません。
正解が分からないまま
進んでいくのが「リーダー」です。
「リーダー」の語源は
インド・ヨーロッパ語で”Leith”
「出発する」
「出発点(敷居)を超える」
「死ぬ」
という意味だそうです。
つまり、「リーダー」の役割は
『未来(未知)の成果に出発すること』
『知っている世界から知らない世界へ渡ること』
です。
ここで久しぶりのシンキングターイム!
リーダーとマネージャーの違いは何でしょう?
リーダーとは
周りの人に次の未来を感じさせることができる人。これに対して
マネージャーはPDCAを回すことができる人。
リーダーは常に先頭に立って
「進む力(勇気と決断)」が必要です。
それを持ち合わせていない人はリーダーに
なってはいけません。
この「進む力」は、「強み」からうまれて
くるもので
マネージャースキルからやってくるもの
ではありません。
何が言いたいのか?というと
リーダーが言っている言葉は
理解できなくてもいいんです。
未来を感じさせることができれば・・・・
あとは、リーダーの言った言葉を
管理職(マネージャー)が
PDCAのサイクルで回していけばよいのです。
あっCAPDoか!
常に先頭に立たなければならないリーダーに
マネージメントを要求するほうが酷です。
昨日の経営発表会では、社長の発表のあと、
ワールドカフェを行い、
経営計画の落とし込みをしました。
安心安全ポジティブな会社で、社長を目の前にして
「社長の話が難しすぎる!」
「情報の壁がある!」
「温度差がありすぎる!」
などの社員さんの声が上がっていました。
それをニコニコして聞いている社長さんも
素晴らしいと思いました。
それを解決するのが、管理職(マネージャー)の仕事です。
たぶん
これを読んでいる三郷のマネージャーさん
もいると思います!
「期待してますよ!」
依然として厳しい状況にありますが、
この明るさがあれば、
この会社は困難を乗り越えていけると信じています。
私もこの会社の一員として、
組織活性化という役割を果たしていこう!
と心に誓いました。
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