先日、お客様の会社で
信頼していた幹部社員さんが
退職してしまいました。
コンサルに入って1年ほど経過して
いい感じで組織がまとまってきた
と思っていたのですが、
ここでまた振り出しに戻るか・・・
という感じです。
組織のコンサルティング
をしていて思うのは、
コントロールできない
ということです。
マーケティングのコンサルや
システムのコンサルは、
成果を上げるやり方があって、
それをその通りにやったら、
成果がでます。
しかし、組織作りにおいては、
やり方はあるのですが、
その通りにやっても、
必ずしも、上手く行かない・・・
結局のところ、
組織作りは「運」で左右されてしまう・・・
「再現性」を売り物にしている
ロボット人事研究所がそんなことを
言ってもよいのか?
と思われるかもしれません。
でも、
それが組織作りの本質かな?
と思うのです。
再現性というのは、
1+1=2
というように必ずそうなる
理屈があります。
誰が計算しても
1+1=2です。
その前提は、
「1」は「1」であるということです。
それに対して、
組織の中の人は、
いつも同じではありません。
上手く行っている時は、
「1」なんですが、
上手く行かないと「-1」に
なったりします。
人は変わるのです。
変わるというか、
常に合理的ではないということです。
周りから見たら、
辞めてはいけないと思っても
本人は辞めるしかないと
思っている。
本人がそう思い込むと、
何を言っても相手には響きません。
人を変えることはできないのです。
「そうだ!」と思い込んでいる人を
変えることはできません。
この「変えることができない人」
を扱っている限り、
組織コンサルは、結局のところ、
運頼みなのかな?と・・・
いくら、合理的に話を進めても、
人間が合理的に判断できないのであれば
コンサルは成立しません。
だから、組織コンサルは、
無力なのかな?と思ったりします。
それは、ある意味、宿命で、
コントロールできないものを
どうにかしようとしているので、
そもそも無理があるのです。
大事なのは、
そもそも無理だと分かりながら
どうやって成果に結びつけるか?
ということです。
つまり、
コントロールできない前提で、
どうやって組織に方向性を持たせるか?
ということです。
それは
「ビジョン」「ミッション」「バリュー」
に対する「共感」だと思うのです。
「それいいね!」と思ってもらうことで
同じ方向に向かうようにする・・・
それは、向かわせるのではなくて、
結果として、向かうようになる
という感じです。
強制でもなく
同調圧力でもなく
心から「いいね!」と思ってもらう。
この感じが「運まかせ」
ということになるのだと思います。
やるだけやって、
あとは相手を信じるということが
組織コンサルのベースにあると思います。
だから、
信じていた人が辞めてしまうのも
仕方がないことだと思います。
仕方がなくないですよ!
でも、仕方がないのです。
それでも、
なお、あきらめずに
結果として組織が同じ方向性を持てるように
「ビジョン」「ミッション」「バリュー」
を伝え続けて、共感を得ていくしかないのです。
そして、
経営者の方にこの組織作りの感覚を
身に付けてもらうことが、
コンサルをしている時の
まずは、私の1つ目のゴールです。
さらに、
その組織作りをサポートするのが、
私の2つ目のゴールです。
あとは、
成功体験が生まれれば、
私がいなくても出来るようになると
思います。
これが私の最後のゴールです。
前にブログにも書いたのですが、
1つ目のゴールを達成するために、
経営者の方に組織作りの方法をお伝えする
講座を開催したいと思います。
今回、ご縁をいただきまして、
大阪で行うことになりました。
2019年10月からスタートする予定です。
後日、正式にお伝えしたいと思います。
今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。
8月のセミナーの受付を締め切ります!
言い方を変えるだけで、
社内の「人間関係」が改善し、
社員が誰一人辞めなくなる
『ロボット型』組織づくりセミナー
いつもブログでお伝えしている
「効き脳」診断をしてゲームをしながら、
人と人がすれ違うメカニズムを参加者の皆さんと
一緒に学びます!
2019年8月23日(金)です。
場所は、新橋
時間は、14時半から17時半です。
8月15日に受付を締め切りたいと思います。
詳しくはコチラ
http://robotjinji.com/2019/07/03/post-888/
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