ラグビーW杯で
南アフリカが優勝しました。
日本代表を破った南アフリカを
応援するか?
日本代表を強くしたエディーHC
率いるイギリスを応援するか?
非常に迷いました。
結局、両チーム応援しました!
それにしても
南アフリカは強かったですね!
南アフリカのコリシ主将は
同国初の黒人の主将で
試合後、インタビューに
こう答えていました。
====================
僕たちの国にはいろいろな問題がある。
いろいろなバックグラウンドや民族から
選手が集まり、一つの目標に向かって
一丸となった
====================
今回、初めて知ったのですが
南アフリカの国歌は5つの言語が
混在しているのだそうです。
過去の対立が根強く残っていて
知らない言語の部分は
歌わないという人もいるようです。
そんな複雑な背景をもった国民が
ラグビーW杯の優勝の元
一つになるなれたことは、
大きな意味があると思います。
多様性(ダイバーシティ)を
称賛する声がありますが、
実際、価値観の違う人が
一つのことをするのは大変なことです。
W杯優勝ぐらいのことがないと
一つになれないのですから・・・
逆にいうと、
普段対立している人たちも
明確な目標があれば
一つになれるのです。
チーム作りをするときに
私がイメージしているのは、
「タックマンモデル」です。
「タックマンモデル」とは、
心理学者のタックマンさんが
チームが成長する段階を
4段階で説明したものです。
チームが成長するには
①形成
②嵐
③秩序
④成果
という4つの段階を経るというものです。
通常、成果というと
右肩上がりで上がるイメージが
あると思います。
時間と成果が正比例する
ようなイメージです。
しかし、実際は、
そのような形で成果がでることは
ありません。
上がるというより、
むしろ、いったん、
谷に向かて落ちて這い上がるように
成果が上がっていきます。
チームを組んで
目標達成を目指すとき
「なんとなく、うまく行きそうな!」
根拠のない「期待」が生まれます。
これが「形成」です。
しかし、
チームでやっていくうちに
上手く行かないことが起こります。
意見が対立したり、
特定の人に負担が偏ったりして
不満が起こったりします。
人と人は違うので
摩擦が起こるのは仕方がありません。
だんだんチームが
険悪な雰囲気になります。
この状態が「嵐」です。
この「嵐」の状態が
成果の分かれ目です。
通常のチームは、
ここで対立を避け
これ以上進むことをあきらめます。
しかし、
成果を上げるチームは
ここからお互いに踏み込みます。
意見をぶつけ合ったり、
自己開示をすることで
チームの結束力はアップをしています。
前回のブログで書いた話です。
「相手を信じるとその裏側が見える」
対立していると思っていた相手が
考えていることが見えるようになります。
そうなってくると、
チームの中に「秩序」が生まれます。
目標を達成するためには
お互いに協力する必要があることに
気づきます。
ここまで来れば、
「成果」が生まれるのは時間の問題です。
このように、
チームが成果を生み出すには、
4つの段階をたどる必要があります。
タックマンモデルを知らないと、
「嵐」の前でブレーキをかけて、
結果として、
新しい「秩序」が生まれることを
妨げてしまいます。
ただし、やみくもに
「嵐」に入ればよいのか?というと
そうでもありません。
「嵐」に入る前に
やっておくことがあります。
それは、
目標を明確にすることです。
今回でいうと
「優勝するぞ!」という目標を
明確にすることで、
普段対立してもの同士が
協力をしました。
この時に
「嵐」をくぐっているはずです。
この「嵐」をくぐった経験が
この後の国づくりに役立つはずです。
どんなに対立する相手とも
協力すれば成果が出せるのです!
そう考えたときに
会社の目標って本気で達成しようと
思っているでしょうか?
もし、組織が一つになれないとしたら
それは目標設定の問題かも
しれません。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます!
【決定】11月の日程が決まりました!
言い方を変えるだけで、
社内の「人間関係」が改善し、
社員が誰一人辞めなくなる
『ロボット型』組織づくりセミナー
いつもブログでお伝えしている
「効き脳」診断をしてゲームをしながら、
人と人がすれ違うメカニズムを参加者の皆さんと
一緒に学びます!
2019年11月12日(火)
場所は、品川です。
時間は、14時半から17時半です。
詳しくはコチラ
http://robotjinji.com/2019/10/29/post-975/
チームビルディング経営塾 東京1期
チームビルディング経営塾 東京1期についてはコチラ
https://peraichi.com/landing_pages/view/tik1v
この経営塾の内容は、11月のセミナーの中で
詳細をお伝えします。
ご興味のある方は是非、参加して下さい!
※すでに私のセミナーに参加した方で
経営塾に参加を希望する方はコチラにメールを下さい。
コメントを残す