先日、研修を実施した後の
アンケートが届きました。
アンケートを読んでいて
一番多かったコメントは
「相手を信じることが大切だと思った」
というコメントでした。
今回の研修のテーマは・・・
「人が辞めない面談」
こんなことを言ってはなんですが、
人は辞めるときは辞めます。
人を変えることはできないので、
仕方がないことだと思います。
そんな中で
できることは何でしょうか？
それは・・・
相手の話を聴くということだと
思っています。
つまり、面談です。
しかし、
ほとんどの上司の方がする
面談のやり方が
人が辞めないようにするのに
効果がないように思うのです。
というのは、
ほとんどの面談で
聴くことができていないからだ
と思います。
面談をしていると
相手の発言や行動が気になります。
そこで、
その発言や行動を
正そうとしてしまいます。
その瞬間に
聴く面談ではなくなります。
そうならないように
面談をする上司は、
言わないようにする必要があります。
では、どうしたら、
言わないようにできるのでしょうか？
それは・・・
「判断をしない」ということです。
言いたくなるのは、
正しい、間違っているという
判断をするからです。
正しいという判断をすれば
何も言わないと思いますが、
間違っていると判断すれば、
正そうとします。
しかし、
正しいか？間違っているか？は
表面に出てきたことであって
内面までは分かりません。
人と人は違います。
眉間にしわを寄せているからといって
不機嫌だとは限りません。
お腹が痛いのかもしれないし
トイレを我慢しているだけかも
しれません。
表面に出てきたものを
自分のモノサシで判断してしまいます。
しかし、
人と人は違うのでモノサシも違います。
人は自分のモノサシでしか
判断できないので、
ほとんどの場合は、
適切な判断ができません。
いつもブログでお話している
ルービックキューブの話です。
ルービックキューブを
どう頑張ってみても
人は3面しか見ることはできません。
しかし、
実際は６面存在しています。
つまり、
すべてを見ているわけではない
ということです。
でも、
残りの３面も見たくなります。
実際は、
ひっくり返せばよいのですが、
人の場合はそうするわけにはいきません。
では、どうするのか？というと・・・
「相手を信じる」ということです。
自分から見ると
とても理解できないと思っているのは
ルービックキューブでいうと
見ている３面です。
その裏側を見ようしたら、
理解できないという判断を手放して
「まっさらな心」で相手を見ることが
必要です。
この「まっさらな心」というのが、
「相手を信じる」ということです。
判断や偏見を捨てて
ありのままを見るということです。
そうすると、
相手の意図が見てきたりします。
それを面談でやるとどうなるか？
相手は、
「聴いてくれている」と思います。
つまり、
信頼されていると感じます。
その結果、
この上司の下で働こう！と
思ってくれるのではないか？
と思うのです。
これが、
「人が辞めない面談」の真意です。
そのベースにあるのが、
誰しも自分の職場をよい場所にしよう！
と思っている
ということです。
これが信じられれば
判断せずに相手の話を聴けるように
なると思います。
人間ですから
ロボットのようにはなれないのですが・・・
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます！
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