お客様の会社で
人が辞めるという話を
聞くとガッカリします。
○○○○、お前もか・・・
みたいな気持ちになります。
特に、次世代の幹部として
期待されていた人材だったとなると
さらにガッカリします。
退職の様子を聞くと
ほとんどの場合、
「もう、ついていけません」
という言葉を残して辞めて行きました
みたいな・・・
「もう、ついていけません」
この言葉の背景を考えると
今まで、頑張って、
会社や上司や先輩についてきたのです。
「でも、もう限界です」
ということだと思います。
では、いったい、
何が限界なんでしょうか?
それは・・・
先が見えない不安に耐えられない
ということだと思います。
高速道路で
大きなトラックの後ろを
「ついて来い!」と言われて
走っているようなものだと思うのです。
今、どこを走っているのかも
よくわからない・・・
休憩所に寄ろうと思っても
急に現れて通り過ぎてしまう・・・
いったい、どこに向かって、
走っているのかもわからない・・・
自分で状況を
コントロールできない・・・
そんな感じだと思います。
結局、今、頑張っても
将来、何があるのか?が見えない
ということだと思います。
一般的な言い方をすると
「キャリアプランが見えない」
ということです。
今、幹部社員をしている人は
会社の成長と一緒にキャリアアップ
をしてきています。
会社と自分が
一緒に1から10になった感じです。
だから、会社の成長と
自分の成長を同時に感じてきました。
だから、会社と自分に
ギャップがありません。
会社が成長するだけ、
自分が成長するからです。
どんどんチャンスが与えられ、
失敗しようが、上手くかなくても
とにかく任されるしかなくて
やりながら学んできた
という感じです。
しかし、
次世代はそうはいきません。
ある程度、
会社は成長していて
しくみができあがったところに
放り込まれます。
会社に入って
ようやく5まで
成長してきたところで
いきなり10を求められます。
5になるのも
しんどかったのに
さらに5を求められます。
ずっとギャップを
埋めるように言われます。
幹部は新しいことを
しているので、
失敗が許されます。
しかし、次世代の幹部は
幹部社員が作った仕事をするので
失敗が許されません。
常に幹部社員と比較されます。
「どうして出来ないの?」
幹部社員は、
自分が失敗しながら
出来るようになったことなど
忘れています。
次世代の幹部社員は
常に出来ないと言われます。
その結果、
もう耐えられなくなります。
「もう、ついていけません」
そう言われて、
幹部社員はこう思うのです。
「根性が足りない!」
いやいや、根性の問題ではなく、
メカニズムの問題です。
このメカニズムを理解しないで
人に原因を求めるから
同じことを繰り返します。
問題を解決には、
メカニズムを変える必要があります。
では、どうしたらよいのか?
それは「選択」です。
人を育てるために
スピードを落とすのか?
スピードを上げて
まずはビジネスを確立するのを
優先するのか?
両方、目指すのは難しいのです。
どちらかを選ぶか?によって
やり方は変わります。
もし、人を育てるのであれば、
いかに成長を実感できるようにするか?
がポイントだと思います。
幹部社員が頑張ってこれたのは
会社の成長を通して、
自分の成長を感じられたからだと
思うんですよね!
では、次世代の幹部に
どうやってそれを感じてもらうのか?
そういうメカニズムが必要になる
と思います。
今日も最後まで読んでいただいて
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