国際オリンピック委員会の
ジョン・コーツ調整委員長が
東京オリンピック・パラリンピックは、
東京都に緊急事態宣言が出されている中でも
開催する意向を示しました。
今まで、
ハッキリやると宣言する人がいない中で
ようやく覚悟のある発言を
聞くことができました。
困難を成し遂げるには、
やると決める人が必要です。
しかし、いただけないのは、
その発言内容です。
非常に希有な大会だ。延期も疫病も過去なかった。その中で、なぜやるのか? 理由は『アスリートのために開催する』。彼らが夢を果たすことができるように。ほとんどの選手にとって一生に1度しかチャンスがない。既に延期で夢を奪われた人もいる。最近(母国)オーストラリアのボート予選、水泳予選を視察した。そこでのアスリートの希望は、今までにないくらい高まっていた。世界トップの選手と競いたい。ならば、競うことができるようにしたい。それを熱望している。1番、大事なことは日本国民を守ること、次がアスリートにチャンスを与えることだ
https://news.yahoo.co.jp/articles/c365eed39b2ed73fc88dd9bb9d391ebb3d05d490
翻訳なので、本人の発言の意図を
理解できていないかもしれません。
しかし、
これが正しいとすると、
発言内容に矛盾があります。
最初は「アスリートのため」と言いながら
最後は「日本国民を守る」と言っています。
そして、
「日本国民を守る」なら、
緊急事態宣言だ出されている中で
開催してしまっては、
日本国民を守れません。
日本人の命に多少犠牲が出るかも
しれませんが、
アスリートのために
東京オリンピック・パラリンピック
は開催する!
と言ったほうが一貫性があります。
でも、そんなことをいったら、
開催地である日本の協力を得られません。
だから、一貫性のない言葉に
なってしまうのだと思います。
大事を成すには、リーダーが必要です。
できるかどうかを別にして
やると決めるのがリーダーです。
そんなリーダーに
フォロワーが生まれることで
大事をなすことができます。
フォロワーのいない
リーダーは単なるピエロです。
リーダーになるには、
大事な5つの条件があります。
1.一貫性
2.誠実さ
3.決断力
4.見通す力
5.コミュニケーション力
まず、指摘をしたように
「一貫性」がありません。
さらに、
東京オリンピック・パラリンピックを
強行すると、犠牲がでます。
医者や看護師を集めている時点で
リスクがあることは自覚していると思います。
にもかかわらず、
そのことは一切触れていません。
つまり、「誠実さ」を感じません。
次に「決断力」
これも、開催2ヶ月前にして
やるのか?やらないのか?
ハッキリしません。
やるんでしょうけど、
今回の発言でも、
覚悟が伝わってきません。
「見通す力」
国際オリンピック委員会の皆さんの
発言を聞いていると、
開催中のことしか言っていません。
開催国である我々が
気にしているのは、
開催後の感染拡大と
それによる健康被害と経済損失です。
つまり、先のことを
考えているようには思えません。
最後に「コミュニケーション」
どうも一方的に言っているだけで、
開催国である日本国民の声が
届いているように思えません。
このように考えると、
リーダーの条件を満たしていません。
大会そのものは、
強引に開催することはできると思います。
競技が始まれば、
熱狂する人も現れると思います。
結果として、
感染も拡大しないかもしれません。
でも、それはたまたまであって、
成果ではありません。
とはいえ、いつも、条件が整って、
万全の状態でできるわけではありません。
イチかバチかでやらなければ
ならない時もあります。
だからこそ、
リーダーは、リーダーになろうとする
努力が大事なのだと思います。
せめて、それが、
あと2ヶ月の間に伝わってくることを
望みます。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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