良いことばかりを言う人の話は信じない

昨日のブログで、
「不便も時には悪くない」
と書きました。

 

不便を感じることで、
当たり前に感謝できるなら
不便もまたよし!
という話です。

 

昨日、そんなブログを書いた後、
お客様のところに行くのに
地下鉄に乗っている時に、
信号故障のために
電車が止まってしまいました。

 

まさに、便利だったものが
不便になりました。

 

9時からの研修で、
8時15分に着くつもりで家を出たので、
余裕はあったのですが、
20分も電車が動かないと
さすがに焦ってきます。

 

そこで、地下鉄をあきらめて、
地上に出ましたが、
考えていることはみんな同じで
タクシー争奪戦です。

 

なんとか、
タクシーを捕まえて
お客様のところに向かいました。

 

結局、スタート時間を
30分遅らせていただき
無事に研修はできましたが、
お客様にはご迷惑をおかけしました。

 

さて、ここで問題です。

 

 

私は「不便もまた良し!」と
思えたでしょうか?

 

全然、思えませんでした(笑)

 

そんなことよりも、
とにかく、お客様の所に行くのに
必死でした。

 

言っていることと
やっていることが一致するって
本当に難しいなぁ~
と思いました。

 

これは、
「信奉理論」と「使用理論」の話です。

 

頭の中で信じている理論を
「信奉理論」と言います。

 

これに対して
実際に使っているのが
「使用理論」です。

 

「信奉理論」と「使用理論」を
一致させるのは難しいのです。

 

私は、立派な「信奉理論」を
いう人を信用していません。

 

なぜなら、
立派な「信奉理論」は
「使用理論」と一致しないからです。

 

世は、参議院議員総選挙真っ只中です。

 

演説などを聞いていると
「良い政策」をたくさん言っています。

 

それは「信奉理論」です。

 

「信奉理論」はいくらでも言えます。

 

だから、候補者を選ぶ時に
「政策」だけで選んではいけないのです。

 

「使用理論」も見るべきです。

 

では、どうすれば、
「使用理論」を見れるか?というと・・・

 

その人の行動を見ればよいのです。

 

つまり、その人の「過去」です。

 

「過去」は行動の積み重ねです。

 

だから、
訴えている「政策」と「過去」が
一致しているか?が大事だと思います。

 

なので、私は、
まずは、「政策」で絞り込んで
その人の「過去」を見ることで、
誰に投票するのか?
を決めるようにしています。

 

だから、「過去」がわからない
候補者には投票しません。

 

そう考えると、
政治家こそ365日毎日ブログを
書けばいいのに・・・
って思いました。

 

365日毎日書くとなったら
ありのままでないと続けられません。

 

自分をよく見せるよりも
ありのままの自分を安定して
見せることが大事なんだと思います。

 

これって、
社長さんも上司も同じだと
思います。

 

部下は社長さんや上司のことを
よく見ています。

 

「信奉理論」と「使用理論」を
常に一致させるのは難しいですから
ときどきズレます。

 

しかし、偉くなればなるほど、
「信奉理論」と「使用理論」のズレを
指摘してくれなくなります。

 

だから、時には
「信奉理論」と「使用理論」が
ズレていないか?
自分の行動を省みる必要も
あるのだと思います。

 

そして、はばかりながらも
お客様の社長さんに
そのズレをフィードバックするのも
私の仕事だと思っています。

 

今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。

 

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