危機感とビジョンはセット

5月も下旬に入り、
賞与の相談を受けることが
増えてきました。

 

あるお客様から、
こんな相談を受けました。

 

昨年は、
コロナの影響はあっても、
社員さんに安心してもらいたい
と思って賞与を支払いました。

 

しかし、今年は、
危機感を感じてもらうために
支払わないことにしたいんだけど
どう思いますか?

 

正直な話、
数字を見ていないので、
数字のことはわかないのですが、

 

危機感を感じてもらうためだけに
賞与を支払わないのなら、
上手くいかないと伝えました。

 

社長さんとしては
賞与を支払わないことで
社員が奮起して頑張ってくれる
のではないか?
と期待しているのかもしれません。

 

しかし、
社長さんが思うように
社員が奮起することはありません。

 

それは、なぜか?というと・・・

 

危機感で人を動かそうとしても
結果的に上手くいかないからです。

 

人が行動するのは、
「快」を求めるか?
「不快」を避けるか?の2つです。

 

賞与を支払わないという
「危機感」は「不快」です。

 

賞与が支払われないのは
いやだから、
それを避けようとします。

 

「不快」の場合は、
「不快」を避ければよいので、
人は思い思いの方向に動きます。

 

転職を考えるかもしれないし
あきらめるかもしれないし
会社のせいにするかもしれないし

 

方向が定まらないので、
バラバラになって、
人の力が分散されます。

 

人の力が分散されると
パワーは失われるので、
何かを成し遂げるのが難しくなります。

 

さらに、「不快」を避けたところで、
次の「不快」が現れます。

 

この繰り返しの末、
組織のメンバーはバラバラになります。

 

これでは、成果は上がりません。

 

それに対して。
「快」を求めるようにすると、
みんなが、そこに集まるので、
パワーが結集されて、
何かを生み出すことができます。

 

だから、
成果を上げようと思ったら、
「快」を求めることが必要です。

 

そもそも、
「快」とは何か?というと・・・

 

「こうしたい!」ということです。

 

つまり「ビジョン」です。

 

みんなで「ビジョン」を目指すと、
そこにパワーが結集されて、
成果が生まれます。

 

だから、危機的状況で、
成果を出そうと思ったら、
「ビジョン」が必要です。

 

では、危機感はいらないのか?
というと・・・

 

実は、危機感も大事です。

 

なぜなら、
「不快」を避けようとするパワーは
大きいからです。

 

このパワーは、
物事を進めるのに有効です。

 

だから、
危機感とビジョンがセットで
提示することが大事なのです。

 

今期は赤字だから、
賞与が出せないけれども、
来期はどうやって
賞与を出せるようにするか?
一緒に考えよう!

 

こんな感じで、
一緒になって、賞与を出すための
ビジョンを作れると、
危機感のパワーが活かせると思います。

 

危機感だけでは、
そこから逃げるだけです。

 

是非、危機感とビジョンは
セットで伝えて下さい。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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