どうして、指示をしても
部下は動かないのだろう?
上司になった時に
誰しも悩むテーマだと思います。
答えを言ってしまうと
「指示をする」からです。
指示をしないで、
どうやって動いてもらうんだ!
という話だと思います。
しかし、
部下にずっと指示を出すことは
時間的に無理です。
ずっと一緒にいられるわけでは
ないので・・・
自分で考えてもらう必要があります。
では、どうしたらよいのでしょうか?
これは「目的」と「目標」の話です。
私のブログでは何度も書いているますが、
大事なことなので、繰り返し書きます。
「目的」と「目標」の違いは
なんでしょうか?
「目標」とは「目的」を達成する
ためのステップです。
「目的」を達成するために
「目標」があります。
上司が部下に出している「指示」は
「目標」を伝えています。
「目的」と「目標」について
わかりやすく事例で考えましょう!
「会議に出席するように!」
と言われた時、
「会議に出席する」のは
「目的」ですか?「目標」ですか?
「目標」です。
では、
「会議に出席する」の「目的」は?
「議事録を取るため?」
「意見を言うため?」
「司会をするため?」
いろいろ「目的」はあると思いますが、
「会議に出席する」だけが
単体で「目標」があるわけではありません。
「目的」と「目標」はセットです。
しかし、
「会議に出席する」という「目標」に対して
「目的」がいくつもあるのです。
実際は、
「目的」と「目標」はセットですから
「目標」に対して「目的」は一つです。
しかし、「目標」だけ伝えたら、
どうでしょうか?
「目標」を伝えた側の「目的」と
「目標」を伝えられた側の「目的」は、
必ずしも一致しません。
上司が出している「指示」は、
「目標」です。
「指示」だけしているということは、
「目標」だけを伝えているということです。
上司の頭の中には、
「目的」と「目標」がセットで存在しています。
だから、
上司は「目標」を伝えたら、
「目的」も伝わっているだろうと思います。
しかし、
「目標」だけ伝えられた部下には、
上司の頭の中にある「目的」が分かりません。
「目的」と「目標」がセットで
伝えられることで、
初めて、動くことができます。
そんなことをいうと、
「目標」(指示)だけ伝えても、
動ける部下もいるんだけど・・・
と言われそうです。
その「動ける」部下は、
上司の「目的」を日ごろから
探っているはずです。
だから、
「目標」だけ伝えて
部下が動いているのだとしたら、
それは、上司が優秀なのではなくて、
部下が優秀なのです。
あっ、でも、
今、上司になっている人は、
自分が部下だった時に、
上司の目的を察して動けたことが
評価されて、
上司になっているかもしれません。
そうだとしたら、
上司も優秀なのかもしれません。
でも、結局、それは、
「人」の力だけで組織を動かしている
ということです。
つまり、
察することができる「人」だけで
組織を回しているということです。
人と人は違うので、
察することが得意な人とそうでない人がいます。
組織の規模が小さかったり、
察することができる「人」が採用できて
いるうちは良いと思いますが、
いずれ、限界が来ます。
では、どうしたらよいのか?
というと・・・
察することができなくてもよいように
「目的」と「目標」がつながるように
指示を出すということです。
『何のためにそれをするのか』
『そのために何をしたらいいのか」
『どういう役割を果たせばいいのか』
上司がこういうことをイメージして
指示を出せるようになると、
部下は動くようになります。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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