ここのところ、
お客様の会議に参加していて
対話の重要性を感じています。
先日のジャニーズ事務所の記者会見でも
東山社長がマスコミの記者の方に向かって
対話を呼びかけていました。
対話とは、
それぞれ違った考えを持った人が
話し合いによって、
新しい考えを生み出すことです。
ジャニーズ事務所の問題でいうと、
悪いのは、故ジャニーズ喜多川氏ですが、
その横暴を許した事務所も
忖度をしたマスコミもこの問題の当事者です。
立場も責任の度合いも違いますが、
この問題を解決していくには、
共に協力していく必要があります。
東山社長は、
目の前の対立を乗り越えて
一緒に問題解決をしていきましょう!
と呼びかけたのです。
タイミングが早すぎたと思いますが、
あの記者会見の場では、
対話をする様子は見られませんでした。
それどころか、マスコミは、
自分達の問題は置いておいて
責任追及に終始していたように見えます。
このように
その問題が自分の問題ではない
と思った瞬間に
その問題は解決しなくなります。
当事者でしか
その問題を解決できないからです。
問題(=対立)があった場合に
相手が悪いというだけでなく
自分の問題だと思わない限り
その問題は解決できないのです。
昨日のブログでも書きましたが、
聞いていないの悪い!
言っていないのが悪い!という問題は
お互いに相手が悪い!と思っているうちは
問題は解決しません。
問題解決をあきらめているなら、
そのままでも仕方がありませんが、
問題解決したいなら、
対話をするしかありません。
その時に、
相手を認める必要があります。
同じテーブルに座らないと
対話になりません。
同じ目標を持っていて、
その目標達成に向かっている
パートナーだと思う必要があります。
しかし、なかなか、そう思えません。
なぜか?というと、
相手を認めることは、
自分に問題があることを認めること
になるからです。
相手が悪くないということになれば、
今まで相手が悪い!と思っていた自分が
悪くなってしまいます。
そして、
自分が悪かったということを認めることは
自分が負けたことになる思うからです。
組織開発を仕事をしていて
思うことなんですが、
相手との関係を勝ち負けで考えていると
関係性が不安定になります。
そういう人は、相手に勝っているうちは、
調子が良いですが、
自分が負けいる、負けそうだと思うと
心穏やかにいられなくなります。
負ける自分を認めることが
できないからです。
そうなると、自分を守るために
相手を攻撃します。
こんなことでは、
当然、人間関係が悪くなります。
だから、そもそも、
相手との関係を勝ち負けで
考えない方がよいのです。
人と人は違うのだから、
相手は相手、自分は自分と思うことで
相手は争う対象ではなく、
尊重すべき対象だと思えることで、
相手との関係が良くなります。
相手との関係も良くなるので、
自分が穏やかにいられます。
瀧田さんは怒らないのですか?
とか、穏やかですね!
と言われることが多いのですが、
たぶん、人と人が違うということが
分かっているから、
そのようにいられるのだと思います。
前回のブログでも、
対立があるのあるのは当たり前で、
対立を認めることから
組織づくりが始まると書きましたが、
この対立から対話をしないと
組織が変わらず、成果が生まれません。
対立から対話をするためには、
相手を認めることが必要です。
もし、相手を認めることができないなら、
相手を認めることは負けじゃない
と思うことが大事だと思うのです。
今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。
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