聞いてないのが悪いのか?言ってないのが悪いのか?

お客様の会社で会議をしていて
よくある話は・・・

 

そんな話、聞いていません!
という話です。

 

上司にしてみれば、
情報を伝えていないかもしれないけど、
話をしていたのは知ってるだろう!

 

言われるのを待っているんじゃなくて
聞いていないなんて言うなら、
情報を取りに来いよ!

 

上司の言いたいことも分かります。

 

その一方で、
部下にしてみれば、
聞かないと教えてくれないって
どういうことだよ!

 

聞かない限り、
知らないままじゃないか!

 

言ってくれないと分からないよ!

 

部下の言いたいことも分かります。

 

情報は取りに行くものなのでしょうか?
それとも、もらうものなのでしょうか?

 

答えはどちらも正しいのです。

 

なぜらなら、
コミュニケーションって
そういうものだからです。

 

コミュニケーションが必要か?
どうか?は、
コミュニケーションを取って、
初めて分かります。

 

上司:聞いてた?

部下:聞いてません!

上司:あっ!聞いてなかったんだね!

 

上司:聞いてた?

部下:聞いてました。

上司:あっ!聞いていたんだね!

 

聞いていたのか?
聞いていなかったのか?
分からないから
コミュニケーションを取るのです。

 

コミュニケーションが必要か否か?
なんて、コミュニケーションを
取らないと分からないのです。

 

だとしたら、
コミュニケーションを取った方が良い
と思った人が取れば良いのです。

 

これが大原則です。

 

ただし、立場上、
成果に対する責任は上司にあります。

 

成果を出すために
コミュニケーションが必要なので、
コミュニケーションの責任は
上司にあります。

 

だから、
上司からコミュニケーションを
取るべきです。

 

しかし、だからといって、
部下にコミュニケーションを取る
責任がないのか?というと、
それも違います。

 

上司だって、完璧ではありません。

 

伝えても、伝わっていなければ、
それは伝えたことにはなりません。

 

人間、全てを伝えられるわけでは
ありません。

 

お互い、必要だと思った人が
コミュニケーションを取ればよいのです。

 

では、なぜ、
言った言わない、
聞いている聞いていないで
揉めるのでしょうか?

 

それは・・・

 

相手が悪いという前提に
立っているからです。

 

言っていないのが悪い!

 

聞いていないのが悪い!

 

相手が悪い前提だから、
ちょっとしたことで相手が悪く見える・・・

 

私から見たらどっちもどっちです。

 

これを解決するには、
対話しかありません。

 

それぞれの立場の違いを認めつつ
同じ方向に向かって話すしかありません。

 

良い悪いの問題ではなく、
立場が違うだけです。

 

目的を達成するために
それぞれどうなっていればよいのか?
を話し合うことでしか
前に進めません。

 

人と人は違うから、
対立するのは当たり前です。

 

対立してからが、始まりです。

 

その対立を対話で乗り越えてこそ、
今までになかった成果が生まれるのです。

 

ただ、それには、共通の目的がないと
対立するだけでは関係は壊れます。

 

共通の目的を共有しながら、
対話を続けることが大事なのです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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