なぜ、目標に数字が必要なのか?

先日、お客様のところで、
目標売上金額の設定をしました。

 

この会社さんでは、
いままで目標売上金額を決めずに
やってきたそうです。

 

経営上、それで問題なければ、
それでいいのですが、
組織を変えたいというのであれば、
売上金額でなくても良いのですが、
とにかく、目標に数字を入れてもらう
必要があります。

 

組織を変えたいという時に
組織だけを変えることはできません。

 

人も組織もやりながらでないと
変わりません。

 

では、何をするのか?というと、
それは目標達成です。

 

人と人は違うので、
人の集まりである組織もバラバラです。

 

そのバラバラの組織が、
共通の目標を達成しようとすることで
組織が機能します。

 

だから、組織を変える時には
目標が必要です。

 

で、どんな目標を立てたらよいのか?
というと・・・

 

それは、組織のメンバー、
それぞれにとって、達成したいと思う目標です。

 

結局、人はやりたいことしかしないので、
やりたいことを目標にしないと、
目標として機能しません。

 

で、そういう目標を立てようとすると、
ふわっとした目標になります。

 

いい会社にしよう!

 

100年続く企業にしよう!

 

我が子を入れたいと思う会社にしよう!

 

それはそれで、
メンバーがやりたいと思うのであれば
その目標でよいと思うのですが、

 

組織で目標達成しようとする時に、
ふわっとした目標では、
それが達成できたかどうか?
目標達成に近づいているのかどうか?
が分かりません。

 

それが分からないと、
組織として、上手くいっているかどうか?
組織として、あとどれだけやればよいのか?
という意識がそろいません。

 

メンバーの意識がそろわないと
組織は機能しません。

 

意識をそろえようとすると
同じものを目指す必要があります。

 

人と人は違います。

 

しかし、数字は同じです。

 

100という数字は誰にとっても100です。

 

だから、数字にすることで、
目標を正しく認識できるようになります。

 

しかし、
目標に数字を入れようしようとすると、
嫌がられる場合があります。

 

目標を数字にすると、
数字以外のことを目指さなくなったとか

 

目標を数字にすると、
プレッシャーに感じて職場の雰囲気が
悪くなったとか

 

おそらく、目標に数字を入れることで
嫌な思いをされたことがあるのだと思います。

 

ただし、それは、
数字が目的になっていたからだと思います。

 

数字は目標であり、
目的を達成するための手段です。

 

だから、へんな話、
目的が達成するなら、
目標が達成しなくてもいいんです。

 

ただ、目的を達成する手段として
目標が曖昧だと冒頭で書いたように
メンバーの意識がそろいません。

 

目標に対する意識がそろっていないから
組織が機能していないのです。

 

だから、結果として、
目標が達成しなくてもよいので、
とにかく、目標を明確にするために、
数字を入れて欲しいのです。

 

ただ、そもそも、
メンバーが達成したいと思っている
目標にしているので、
達成するはずなんです。

 

そう考えると
目標設定の技術があれば
組織のマネジメントはもっと上手くいく
のだと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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