質問に答えていない

先日、チームビルディング経営塾の
同窓会で質問会議をやりました。

質問会議というのは、
司会者の進行の元、
お互いに質問し合うことで、
問題提示者の問題を解決する
というものです。

「質問会議は難しいから面白い」

お互いに質問をして、
その質問に答えることで
議論を成り立たせる必要があります。

そうなった時に、
テンポよく相手の質問に答えないと
議論が成り立たなくなります。

それは、サッカーをイメージすると
分かりやすいと思います。

仲間が受けやすいパスを出して
すぐに仲間が受けやすいパスを出すことで
相手の陣地に攻め入ることができます。

これがもしパスを受けた人が
ボールを持ちすぎたり、
仲間の意図を感じることなく
強引に攻め入ったりすれば、
たちまち攻撃は停滞してしまいます。

これは、会議のやり取りでも同じで、
全体の議論の流れを感じ取ることなく
自分の思ったことだけ話していると
会議が壊れます。

もちろん、
言いたいことを言うことも大事です。

ただ、意図を明らかにしてから、
言いたいことを言わないと、
誰もその意図をとらえることができません。

単にボールを前に蹴り出しても、
そのボールに誰も反応できません。

そもそも、質問には2種類あります。

自分が知りたくしてする質問と
相手に視座を与える質問です。

前者は文字通り
自分が知りたい質問で、
決して悪いわけではありませんが、
議論が深まることはありません。

当然、会議の最初の所で
情報共有も含めて、
そういった質問も必要でありますが
問題解決の役には立ちません。

それに対して、
後者は相手に考えてもらうための
質問です。

この質問には意図があります。

相手のための質問です。

もし、この質問に答えずに
自分の考えていることを話しだしたら
相手はどう思うでしょうか?

せっかく考えたのに
答えてくれなかったと思います。

これが、もし、
自分がした質問が刺激になって
相手の思考が走り出して
問題解決に向かえばよいのですが、

そうではなく、
本当に自分が話したいように話しだしたら、
問題解決への意図が断ち切られます。

質問会議は
この問解決への意図を共有することで
「チーム脳」を発動させることが
目的の1つでもあります。

「チーム脳」を発動させるには、
質問会議の参加者がビジョンを共有して
相手の質問を活かしながら、
議論を深めていく必要があります。

それには、
質問力と傾聴力と共感力と対話力
が必要になります。

質問会議の参加者は
その能力を試されるわけです。

今回の質問会議では、
上手く行った部分と行かなかった部分が
あります。

でも、質問会議は、
そもそも、トレーニングなので、
上手く行かなくていいのです。

ここで大事なことは、
できていないことに気付くことです。

意図を伝えずに
言いたいことだけ言ってしまった・・・

意図が分からなかった時に
質問ができなかった・・・

考えることに夢中になって
相手の意図を感じ取れなかった・・・

失敗はありません。

フィードバックがあるのみです。

できないならできるようになるまで
繰り返すのみです。

繰り返すことで
自分なりのやり方が見つかります。

それが能力の獲得です。

日々意識して練習することでしか
能力は獲得できません。

そういう意味で、
自分が上手く行っていなところに
気付ける機会を作ることが
成長に大事なことだと思います。

今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。

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