皇居勤労奉仕とは、
昭和20年5月に空襲で焼失した宮殿の焼け跡を
整理するため、同年12月に宮城県内の有志が
勤労奉仕を申し出たことが始まりで
今日までつづいています。
現在の皇居勤労奉仕は、
連続する平日の4日間、皇居と赤坂御用地で
除草、清掃、庭園作業などを行います。
日本中、いや、
世界から皇居の勤労奉仕のために
たくさんの方いらっしゃいます。
前回参加したときは、ブラジルから
いらしている団体がいらっしゃいました。
私は、
チームNo. 1の勉強会でご縁をいただいた
司法書士の金田さんのご縁で
3年連続して参加させていただいています。
恥ずかしながら、勤労奉仕に参加するまで
知らなかったのですが、
天皇陛下の仕事は「祈る」ことです。
皇居の中には宮中三殿といって、
賢所(かしこどころ)皇霊殿(こうれいでん)
神殿(しんでん)があって、
毎日、8時に儀式が行われています。
当然、中には入れませんが、
前回、参加したときに
宮中三殿の門の前まで行くことができました。
宮中三殿の門の前に立った時に、
自分が知らないところで、
自分の平安を祈る人達の存在が
リアルに感じられて、
ただただ、感謝の念で一杯になりました。
そして、
天皇陛下は「祈る」という行為を通して、
平安を国民に感じさせるという役割を
果たしていらっしゃいます。
リーダーとは、
別の未来を感じさせる人のことです。
どんな大変な状況になっても、
その人と一緒にいれば
何とかなるのではないか?
と思える人です。
災害の時に天皇陛下がいらっしゃるだけで、
状況は変わりませんが、
希望が感じられるというのは、
まさにリーダーだと思います。
なぜ、リーダーとしていられるのか?
それは
「私心」を捨て、日々、国民のためを思い、
祈るという行為によって、
それを、周りが感じるということだと思います。
決して、
感じさせようとしてやっているのではなく、
結果として、周りが感じるということが
リーダーとして大事なことだと思います。
勤労奉仕の間、
宮内庁の職員の方々にお世話になるのですが、
その職員の方々の陛下に対する尊敬の念が、
そのリーダーに対する信頼を物語っています。
職員の皆さんが、
尊敬の念を抱かずにはいられないのは、
「一貫性」
つまり
「日々の積み重ね」
だと思います。
このブログでも、
リーダーに必要なのは「一貫性」だ
とお話してきましたが、
天皇陛下の「一貫性」というのは、
ある意味、究極だと思います。
運が良ければ、4日のうち1回は
陛下にご会釈をいただけます。
今日はあいにくの雨模様
明日の天気に期待したと思います。
いつもと違いますが、
すでに皇居の中にいるので
今日はこんな感じです!
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