なぜ、静かな退職をするのか?

先日、YouTubeを見ていたら
「静かな退職」の話が
取り上げられていました。

「静かな退職(quiet quitting)」とは
キャリアアップや昇進などを目指さずに
必要最低限の仕事をこなす働き方のこと
を言うのだそうです。

実際に退職をするわけではなく、
退職を決めた従業員のように
目の前の仕事を淡々とこなすだけの
働き方をするのだそうです。

こういう働き方は
何も「新しい話ではありませんが、
私が会社員だった30年ぐらい前も
出世を諦めた50代のおじさん達が
のんびり働いていました。

ただ、その当時と違うのは、
20代、30代の社員が
こういう働き方を選択している
ということです。

あの当時は、
定年が60歳で、
再雇用なんてなかったですから、
50代になれば、
あと10年我慢すれば、
会社とおさらばできました。

しかし、今は、
60歳で定年になっても
65歳まで再雇用ですし
退職金も年金も少ないですから
70歳まで働く必要があります。

そうなると、
20代、30代の社員さんは
40〜50年間は静かな退職を続ける
ことになります。

人と人は違うので、
他人の生き方をどうこう言うつもりは
ありませんが、
一度しかない人生、
もったいないと思います。

それこそ、結果的に、
会社に、自分の人生を
いいように利用されていることに
ならないでしょうか?

私は、以前、
大手企業の新入社員研修で、
「会社を利用した方がいい!」
と言ってしまって、
リピートの依頼が来なかったことが
ありますが、
今もその気持ちは変わっていません。

人間にとって一番貴重な時間を
8時間も費やすのです。

それに見合ったリターンがなければ
割が合わないと思うのです。

会社を利用して
自分のやりたいことをすれば
いいのに…と思います。

ただ、そう思えないのは
20代、30代の社員さんの背景が
あるのだと思います。

それは何かというと、
いくつか理由はあると思いますが、
良い上司と出会ってこなかった
からだと思います。

良い上司とはどんな上司か?
というと…

それは人材力を活かせる上司です。

人材力とは、その人の
やりたいこと、興味のあること、
得意なこと、思考特性、
スキルや、経験など、
いわゆる「強み」と言われるものです。

人材力を活かすと何が違うのか?
というと、
他の誰でもないあなただけの仕事を
することになります。

そんな自分ならではの仕事をしていたら、
静かな退職なんてできません。

それは、20代、30代の社員に限らず
50を過ぎたシニア層にも
言えることだと思います。

たしかに、誰がやっても
同じ仕事はあると思います。

先日、経営計画発表会に参加した
7000人の運送業の会社さんでは、
しきりに、個人のエピソードを
紹介していました。

物を運ぶことは
結果としては誰がやっても同じです。

しかし、品物の扱い方だったり、
お客様への挨拶だったり、
思いやりのある運転だったり、
同じ仕事でも、
そこについている「色」は違います。

結果的には、同じ仕事でも、
人と人は違うので、
全く同じということはありません。

そういう仕事の仕方をしていたら、
「静かな退職」なんてしようと思わない
と思います。

たしかに、本人の人材力が、
求めるレベルにない場合もあるかも
しれませんが、
それこそ、そのレベルに合わせた
仕事の仕方をすることが
人材力を活かすことになっている
と思います。

そして、人材力を活かす仕事をしていたら、
時間はかかると思いますが、
その人なりの仕事ができるようになります。

結局は、マネジメントの問題だと
思うのです。

今日も最後まで読んでいだき
ありがとうございます。

効き脳コーチングしませんか!

効き脳診断をして、
アナタの「強み」を可視化して
「強み」についてコーチングしませんか?

効き脳診断をしていただき
ZOOMを使って診断結果について
コーチング的にセッションをします。
(約60分間)

効き脳コーチングの詳しいことはコチラ

https://robotjinji.co.jp

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です