今の時代のマネジメントとは?

昨日は
チームビルディング経営塾11期の
第3回目でした。

テーマは「欲求」です。

「欲求」は人の行動の源泉なので、
組織のマネジメントを理解する上で
「欲求」を理解することは重要です。

人が行動するには、
2つの理由しかありません。

それは・・・

「快」を求めるか?

「不快」を避けるか?

人はいずれかのために行動をしています。

さきほど、私の事務所の前を
オートバイが爆音を立てて
通り過ぎて行きました。

私にしたら、迷惑きわまりない行為で
許しがたいですが、
バイクに乗っている本人にとっては
「快」なのです。

どうして、
人に迷惑をかけることをするのだろう?
と考えたところで意味がないのです。

その人は「快」を求めて行動をしています。

一方、人は「不快」を避けるためにも行動します。

イスラエルのネタニヤフ首相は
イランの核開発をやめさせようとして
イランに「不快」を与えました。

今回の爆撃で、
物理的に破壊されたこともありますが、
核開発はいったん辞めざるをえない
と思います。

このように、「不快」によって、
人の行動を変えることはできます。

しかし、イランは、
いずれ、核開発を再開するでしょう・・・
(反撃したいでしょうから・・・)

すると、イスラエルは、
また「不快」を与えることで、
イランの行動を変えようとします。

何が言いたいのか?というと
一度、「不快」によるコントロールをしたら、
「不快」を与え続けなければならなくなる
ということです。

「不快」によってコントロールをし、
「不快」によってコントロールをされる
という関係性ができます。

しかし、このやり方は長続きしません。

なぜなら、
イランはコントロールされまいとして、
必死で反撃をしてくるからです。

そうなると、
イスラエルもただでは済みません。

このように「不快」によるマネジメントは、
お互いに崩壊をもたらします。

それは、国家間も、
職場における人間関係も同じだと思います。

労働人口が減っていく中で、
「不快」によるマネジメントをしていたら、
人が辞めていきます。

人が集まらなくなって、
事業の継続が困難になります。

だから「快」によるマネジメントを
選択せざるをえないのだと思います。

しかし「快」によるマネジメントをしたら、
冒頭の例のように、
人に迷惑をかけることを省みることなく
好きなことをする人が現れます。

これでは
マネジメントもあったものではありません。

では、どうしたらよいのか?というと
組織が目指す方向と個人の「快」の方向を
揃えることが必要です。

組織のやりたいことと個人がやりたいことを
つながっている状態を作るということです。

言い換えると、
この組織にいたら、自分のやりたいことが
実現すると思えるようにする
ということです。

そう思えるようになると、
言われたことをするのではなく、
やりたいことをやるに変わるので、
自律的に動く組織になります。

もちろん、
現実はこんなに単純ではありません。

ただ、原理原則で考えると、
組織のやりたいことと個人がやりたいことが
つながっていないと、
個人が自ら動いたことが、
会社の成果にはつながる・・・
つまり、自律的な組織になるなんてことは
起こりません。

完璧につながることは難しいと思いますが、
組織のやりたいことと個人がやりたいこと
の方向性を合わせることが
今の時代に合ったマネジメントだと思います。

今日も最後まで読んでいだき
ありがとうございます。

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