論理的な思考を身に付けるには?

前回のブログで、
弱みはそのままで強みを活かした方がいい
という話をしました。

弱みが強みになることはないので、
弱みを克服するより、
強みを活かした方がよいのです。

とは言え、弱みを克服したい
という相談を受けることがあります。

今回、1ON1面談の時に
リーダーさんから相談を受けたのは、
A脳(論理的思考)を強くしたい
ということでした。

仕事をする上で、
ある程度のA脳が欲しいとのことでした。

A脳(論理的思考)を強くする
というのは、
論理的思考ができるようになる
ということです。

では、どうしたら、
論理的な思考ができるようになるのか?
というと・・・

普段から、
論理的な思考を意識することです。

結局、やりながらでないと、
学べないし、身に付かないのです。

そう考えた時に、
いきなり難しいことはできません。

だから、こんな時には、
「空、雨、傘」の話をしました。

「空、雨、傘」というのは、
マッキンゼーなどのコンサル会社などで
よく使われている課題解決のための
フレームワークです。

空:空が曇っている(現状認識)
雨:雨が降りそうだ(解釈)
傘:傘を持って行こう(行動)
というように、3つの要素で
論理的な思考をするための
フレームワークです。

まず、空(現状認識) について
説明します。

論理的に考えるには、
まず、現状を正しく認識することです。

空が曇っているという現状が
正しく認識できていることが必要です。

もし、空が曇っていてもいないのに
雨が降りそうだと思うのは、
論理的ではありません。

空が曇っていないのに、
雨が降りそうなんて思わないと
思われるかもしれません。

しかし、昨日も雨が降ったからとか、
空も見ないで、
とりあえず傘を持って行こうと
することはあるのではないか?
と思います。

それでは、論理的な思考には
なっていないということです。

次に、雨:雨が降りそうだ(解釈)
について説明します。

空が曇っているという事実に基づいて、
雨が降りそうだと解釈することが必要です。

空が曇っているから、夕方から晴れるだろう
というのは、解釈としては飛躍しています。

そんな風に解釈する人はいない
と思われるかもしれませんが、
実際に、飛躍した解釈をする場合が
少なくありません。

例えば、
売上が下がったという事実に対して、
価格が高いからだと決めつけて、
値下げをしようとすることがあると思います。

これは飛躍した解釈で、
売上が下がった原因をデータを調べて、
価格が高い商品の売上が伸び悩んでいるから
価格が高いのが売上が下がってる原因だという
論理的に根拠のある解釈をする必要があります。

ここの解釈を間違えると、
次の行動につながりません。

最後に、傘:傘を持って行こう(判断)
について説明します。

雨が降りそうだから、
傘を持って行こうというのは、
誰が聞いても納得する行動です。

これに対して、
雨が降りそうだから、
高いスーツを着ていこうとは
ならないと思うのです。

しかし、これも実際には、
先ほどの売上の例のことでも
書きましたが、
売上が下がったから値下げをしよう
というような短絡的な対応をすることが
少なくないのです。

このように、論理的な思考をするためには、
現状認識→解釈→行動を分けて、
考える必要があります。

空も見ないで、昨日は雨が降ったから
今日も雨が降るだろうというように
現状認識が抜けていたり、

売上が下がったから、値下げをしよう
というように解釈が抜けてしまうことが
ないようにすることが必要です。

論理的な思考力を身に付けよう
と思っても、急には身に付きません。

「空、雨、傘」という
シンプルなフレームワークを
職場で日常的に使うことで、
徐々に論理的な思考が身に付きます。

今回は、参考になればと思って、
「空、雨、傘」のフレームワークを
ご紹介しました。

今日も最後まで読んでいただき、
ありがとうございます。

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