大阪・関西万博が、
10月13日に最終日を迎え、
184日間の会期を終えました。
始まる前は、世の中は、
批判的な声に溢れていました。
赤字、赤字と言われ、
工事が間に合わないとか、
メタンガスが出た!とか
虫が多量発生した!とか
ネガティブな情報が拡散されていました。
それでも、開幕すると、
徐々に肯定的な声が出始めて、
入場者数も、
目標としていた2300万人を超え、
2500万人を突破したそうです。
運営収支も280億円の黒字で、
大成功と言っていいと思います。
私も2回、行きましたが、
非日常感があって楽しめました。
いろいろな批判がありながらも、
折れることなく、あきらめることなく、
やり切った大阪府知事や経済界の皆さんは、
素晴らしいと思います。
これぞ「リーダー」です。
リーダーについては、
このブログで何度か書いていますが、
一般的には、「引っ張っていく人」という
イメージがあると思います。
しかし、今の時代、
引っ張られて人が動く時代ではありません。
引っ張ったら、逆に、
引っ張られまいとするのではないか?
と思います。
引っ張るのではなくて、
フォロワー(ついてくる人)が生まれて、
結果的に、リーダーが先頭に立つことで、
引っ張っているように見えるのです。
この話は、この動画を見ていただくと
分かりやすいと思います。
TED「ムーブメントの起こし方」
https://digitalcast.jp/v/12412
私のブログでも何度も紹介していますし、
有名な動画なので、
観たことがある方も多いと思います。
この動画の中で、
のちに「リーダー」になる人は、
最初、上半身裸で一人で踊っています。
これだけだと、
単なる「変人」にすぎません。
しかし、それを見て、
一緒に踊ろうというする人が現れます。
「フォロワー」です。
一人、二人と「フォロワー」が現れると、
だんだん、人数が増えていきます。
ある程度の人数になると、
フォロワーになることで批判されることが減り、
むしろ、フォロワーにならないことの方が
リスクに感じられるようになります。
こうなってくると、
加速度的にフォロワーが増えていき、
ムーブメントが起きます。
ムーブメントが起きると、
「変人」だった人が「リーダー」になります。
「変人」を「リーダー」に変えるのは、
「フォロワー」です。
今回の大阪・関西万博では、
大阪府知事は、最初、「変人」でした。
しかし、開幕してしばらくすると、
体験した人のポジティブな声が拡散されて、
入場者も増えていきました。
そして、最終的には、
大きなムーブメントとなりました。
こうして、大阪府知事は、
「リーダー」になったのです。
これは、決して、
大阪府知事がみんなを引っ張った
からではありません。
みんなが、大阪・関西万博に
行ってみたいと思ったからです。
そういう意味で、
リーダーは、みんなに、
何か面白そうだな!とか、
何かいいことがありそうだ!とか、
未来を感じさせることが大事です。
言い方を変えると、
それが、「共感されるビジョン」を示す
ということです。
最初、「ビジョン」を示すには勇気が要ります。
「変人」になる覚悟が必要です。
おそらくは、しばらくの間、
非難されることになると思います。
それでも、その「ビジョン」を掲げ、
共感されるまで、
「ビジョン」を語り続ける必要があります。
それには、リーダー自身、
「ビジョン」 に対して強い思いが必要です。
リーダー自身も
「ビジョン」のフォロワーになっている必要があります。
つまり、ムーブメントを起こすには、
「ビジョン」「リーダー」「フォロワー」の順番に
なっている必要があります。
ビジョンがうまく機能していなったり、
リーダーとして機能していないのは、
「リーダー」「ビジョン」「フォロワー」の順番に
なっているからではないか?と思うのです。
だからこそ、リーダーは、
「ビジョン」「リーダー」「フォロワー」の順番に
なるような
「共感されるビジョン」を掲げる必要があるのです。
今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。
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