待てるようになったら上手く行く!

先日、お客様の会社を訪問して
コンサルティングをした時のことです。
社長さんからこんな報告をいただきました。

「社員と面談をしている時に、
待てるようになってきました。」

私は、これは素晴らしい成長だと思いました。

できる社長さんほど、
社員さんの話を聴いていると
「それだと上手く行かない」と気付きます。

気付くと、つい言いたくなります。

でも、そこで社長が話し始めてしまうと、
もう社員は話せなくなります。

面談は、社員の話を聴くことが目的です。

社員が話せなくなったら、
面談の意味がなくなります。

だから、気付いても
言いたいことは手放して、
最後まで社員の話を聴く必要があります。

人は、自分の話を聴いてくれる人を信頼します。

社長が社員の話を最後まで聴けるようになれば、
社員は社長を信頼するようになります。

そうなると、
困った時に相談に来るようになったり、
アドバイスを求めに来るようになります。

社長の元に情報が集まるので、
早めに早めに手を打つことができます。

結局、そうなるかどうかは、
社長が社員の話を最後まで聴けるか?
にかかっているのです。

では、どうすれば、
社長が社員の話を最後まで
聴けるようになるのでしょうか?

それは、「U理論」を理解して
実践することです。

「U理論」は、
マサチューセッツ工科大学の
オットー・シャーマー博士が提唱した理論です。

過去の延長線上にない革新的な未来を
個人や組織にもたらすための
プロセスと手法です。

■「ダウンローディング」
起こった現象を認識する段階です。
上手く行く場合も、行かない場合も、
ここからスタートします。
ここが分かれ道です。
上手く行く場合は、次のようになります。


■「保留」
自分の心の中に浮かんだ考えや
正誤・善悪の判断を、いったん保留します。
思考のスピードを落として、
感情的になりすぎないように心がけます。



■「観る」
起こっている状況をよく観察します。
相手の言っていること、やっていることを
評価せずに、そのまま受け止めます。



■「視座の転換」
見えていないものを見ようとします。
いつもブログに書いている
「ルービックキューブの裏側を見る」
ということです。
言っていること、やっていることの
背景を見るようにします。



■「感じ取る」
背景を見ながら、
相手の意図を感じ取ろうとします。
感じ取れなくても、
感じ取ろうとすることが大事です。



■「手放す」
相手の意図を感じ取ろうとしても、
自分の価値観や思い込みがあると
感じ取ることができません。
まずは、自分の価値観や思い込みを
手放す必要があります。



■「プレゼンシング」
自分の価値観や思い込みを手放すと、
今まで見えなかったことや
感じ取れなかったことが湧き上がってきます。
ルービックキューブの裏側が
見えてくる感じです。
「もしかして、こういうことなのかな?」
という考えが浮かんできます。



■「迎え入れる」
なんとなく感じ取れたものを、受け入れます。
「そういうこともあるかもしれない」という
程度の理解で構いません。



■「結晶化」
「そういうこともあるかもしれない」ということが
いろいろとつながってくる段階です。
つながってくると、
相手の背景がぼんやりと見えてきます。



■「具体化」
相手の背景がだんだん見えてくると、
背景を理解できるようになってきます。
相手の背景と言動のつながりを
感じることができるようになります。



■「プロトタイピング」
相手の背景と言動を比べながら、
自分の中で答え合わせをしている状態です。
相手の背景と言動が、つながり始めます。



■「実体化」
相手の背景と言動がつながって、
相手の言動に共感はできなくても、
理解ができるようになります。



■「実践」
相手の言動を理解した上で、
相手に対応できるようになります。

「待てるようになった」というのは、
この「U理論」の「保留」ができるように
なったということです。

「保留」の状態をキープできれば、
自然と次の段階に進んでいきます。

ただ、キープするためには、
心穏やかでいる必要があります。

すぐに感情的になる人にとっては、
「U理論」を実践するのが難しいのは
そのためです。

感情的になると、
「U理論」が逆回転してパターンが壊れます。

だから、自分の意図しないことや
思い通りにならないことが起こった時に、
心穏やかに思考することが大事なのです。

ただ、「心穏やかにいて下さい」と
アドバイスしても、なかなかそうはなれません。

私が感情的になってしまう方に
お伝えしているのは、こういうことです。

思い通りにならないことが起こった時に、
「そうきたか・・・」と思うようにして下さい。

「そうきたか・・・」と思えると、
相手を「観る」ことができます。

つまり、「U理論」のプロセスに
自然と進んでいけます。

これは、言うほど簡単ではありません。

感情はコントロールできないものです。

感情は感情のまま受け止めながら、
思考を変える訓練をして、
できるようになっていくしかありません。

やらかして、振り返り、
意識して、できるようになる。

その繰り返しです。

今まで努力されてきたのは、
そういうことだと思います。

10回中10回なんて、すぐにはできません。

10回中3回だったものが
5回、6回、7回、8回になれば、
社員さんとの関係はだいぶ変わるはずです。

そういうことを実感しているから、
報告してくれたのだと思います。

結局、変われるものから変えることでしか、
自分の問題は解決できないのです。

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

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