先日、社長さんと話していたら
こんなことをおっしゃいました。
「怒ったらやるんですよね!」
社員にやって欲しいことを、
言ってもやってくれないのに、
怒ったらやるというのです。
たしかに、やるんでしょうけど、
これには限界があります。
感情で動く人は感情がなくなると
動かなくなります。
だから、常に怒っていなければ
ならなくなります。
常に怒り続けたいなら、
それでよいのですが、
常に怒り続けたくなければ、
やり方を変えなければなりません。
そもそも、なぜ、怒らないと
やらないのでしょうか?
それは・・・
どうせ、怒られるからです。
自分で考えてやったとしても
社長の考えと違うことを
やったら怒られる。
だったら、怒られたことだけ
やればいいと考えるようになるからです。
そのため、怒ったことだけ
やるようになります。
つまり、怒ったらやるという
状況を社長さんみづからが、
作り出しているとも言えます。
では、どうしたら、怒らなくても
やるようになるのでしょうか?
人が行動する理由は2つです。
「快」を求めるか、「不快」を避けるか
怒られたらやるというのは、
「不快」を避ける行動です。
「不快」さえ避けれればよいので、
その場限りです。
そのため、再現性がありません。
その場から離れればよいので・・・
再現性を求めるなら、
「快」を求めるやり方に変える
必要があります。
「快」は求めるものなので、
必ず、そこに向かいます。
社長がやって欲しいと思うことが
「快」であればよいのです。
問題は、
社長にとって「快」であるものが、
社員にとっても「快」ではないと
いうことです。
ここの壁があります。
しかし、本当にそうでしょうか?
もし、社長が自分のためだけに
「快」と思っているものを
社員に求めているのであれば、
それは「快」とは思わないでしょう。
しかし、社長がお客様のためを
思っていることであれば、
社員も「快」と思うのでは
ないでしょうか?
この前提は、
社員もお客様に喜んでもらいたい
と思っている
ということです。
星野リゾートの星野社長は、
インタビューで、
「『この業界で働こうとしている社員は
お客様に喜んでもらいと思っている』
ということを信じることができないと
この事業は成り立たないのです」
「社員もお客様に喜んでもらいたいと
思っているという
この1点だけは信じられる」
と答えていました。
つまり、社員を信じていないと、
ホテル・旅館業は成り立たないと
言っているのです。
これは、ホテル・旅館業だけの話
ではないと思います。
社員もお客様に喜んでもらいたいと
思っているのです。
であるならば、
お客様のためにすることは、
社員にとっても「快」のはずです。
あとは、やって欲しいことが、
お客様のためにやることであることを
説明できれば良いのです。
理屈では、分かっているのですが、
伝わらないと、どうしても
イライラしますね!
そんな時は、根気よく
説明するしかないのです。
絶対に分かってくれる日が来ます。
社員もお客様に喜んでもらいたいと
思っているのですから・・・
今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます。
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