「関係性」を高めるにはどうするか?

前回のブログで「関係性」の話をしました。

今回は
「関係性」をどうやって高めるか?
について書こうと思います。

ちょっと長くなりますが、
興味のある方はお付き合い下さい。

 

そもそも「関係性」とは何でしょうか?

「コミュニケーション」のことです。

 

 

 

 

 

 

では、「コミュニケーション」って何ですか?

 

言葉の定義って大事です。

ちょっと言語化してみていただけませんか?

「コミュニケーション」って何か?

正解不正解はありません。

言語化にしたほうが得られるものが、
大きくなりますよ!

できましたか?

正解不正解はありません。

シンキングターイム!

 

 

 

 

 

では、いきます!

私はこう定義しています。

 

コミュニケーションとは、

送り手が受け手と
「意味を共有する(度合いを上げる)」
ための、対話、会議、メールなどの
情報のやり取り

です。

 

 

 

 

 

「意味を共有する(度合いを上げる)」
とは、

「相手の言いたいことを理解すること」
「相手の気持ちがわかること」

です。

飲みに行けばよいというものではありません(笑)

 

 

 

 

 

 

 

ポイントは2つあります。

1つ目は、

「同じことを考えていたんだね!」

「違うことを考えていたんだね!」

「考えていることは違うけど、それもありかもね!」

という「確認」をすることです。

 

 

 

 

 

 

 

だから、「言いました!」というのは
コミュニケーションではありません。

言ったことが伝わっているかどうか?
を確認するのが、
コミュニケーションです。

メールを送っただけでは、コミュニケーションではありません。

メールが戻ってきて、はじめて、コミュニケーションです。

コミュニケーションは双方向なのです。

 

2つ目は、

「価値観を一緒にする」ことではないということです。

これは、コミュニケーションピラミッドと言われるものです。

 

 

 

 

上に行けば行くほど、
個人差が大きくなり共有が難しくなります。

情報を共有することは可能ですが、
価値観を共有することは困難です。

よく「価値観を合わせる」と言いますが、
目指すこと自体は悪いことではないですが、
現実的には困難です。

誰にとっても、価値観は大事です。

人は強制されることを嫌がります。

その価値観を合わせるように強制されても
上手く行きません。

人と人は違うんです。

もう一度言います!

人と人は違うんです。 

 

 

 

 

 

 

 

お互いの違いを尊重するために
コミュニケーションが必要です。

コミュニケーションの目的は、
お互いの違いを認識するためです。

「違うことを考えていたんだね!」

「違うけど、それもありかもね!」

という「やりとり」を通じて、
違いを認識することです。

違いを認識するから尊重できるのです。

Aというものは、Bがあるから
違いが認識できるのです。

Aだけ見ていても違いは認識できません。

 

 

 

 

 

 

 

 

もし、価値観を一緒にするために
コミュニケーションを使うと
どうなると思いますか?

上手くいきません。

それは本末転倒というものです。

どういうことか?

違いを認めるためにコミュニケーションが
必要なのに、

違いをなくすためにコミュニケーションを
しているのですからです。

やっているうちに目的が変わってます!という話です。

これでは、上手く行くはずがありません。

 

こんな話をしていると、

「価値観に違いがありながら一緒にやっていけるのですか?」

という質問をされます。

 

 

 

 

 

 

 

この問いは非常に面白い問いです。

なぜなら…

違いがあるから上手くいくからです。

同じタイプの人が集まっても、
同じ問題しか解決できません。

違うタイプの人が集まるから、
様々な問題に対処できるのです。

以前のブログでも
クリエイティブプロセスの話をしたと思います。

プロジェクトを推進するためにもAAPが必要です!

問題解決のためには、
違うタイプの人が入れ替わり立ち替わり
リーダーの役割を果たす必要があります。

そのためには
リーダーが入れ替わり立ち替われる
環境をつくることが必要です。

リーダーだった人が、次の人に
リーダーの役割を譲れる環境が必要です。

これは、「関係性」を高めること
以外に実現しません。

 

 

 

 

 

「関係性」が悪ければ、
誰もリーダーの座を渡そうとはしません。

もしくは、誰もリーダーをやろうとしない・・・

「関係性」を高めるには
「違い」を認めることが必要です。

「違い」を認めるということは
「相手を知る」ということです。

分かりやすく説明すると・・・

Aというものは、Bがあるから
違いが認識できるのです。

Aだけ見ていても違いは認識できません。

Bを知る(相手を知る)ことで
違いを認識できるのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

さらに
「相手を知る」ということは
「自分を知る」ということです。

Bを知る(相手を知る)ことで
A(自分)を認識できるのです。

BをとおしてAを知る。

「自分を知る」から
相手の「違い」を認められるのです。

このようなにお互いを認め合える環境のことを何というか?

覚えてますか?

3つのキーワードです。

AAP

 

 

 

 

 

(なんか、最近見なくなりましたね!)

そう!

安心・安全・ポジティブな場

です。

 

 

 

 

 

 

 

つまりは、「関係性」を高めるというのは、

安全・安全・ポジティブな場の中で
お互いを理解し合うことです。

 

これは、経営者だけが頑張っても実現しませんし、

社員だけが頑張っても実現しません。 

お互いが理解し合うことで実現するのです。

 

もし、会社の「関係性」が悪いと感じているならば、

安心・安全・ポジティブな場ができていないか?

相手のことを理解しようとしていないか?

のどちらかです。

 

 

 

 

 

 

 

長くなりました。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

 

 

2 件のコメント

  • ありがとうございます。
    コミュニケーションのイメージを文字で理解することができました。
    価値観の統一よりも価値観の違いを確認する。
    そして、それをチームの強みに変えていけるようなミーチィングを行っていきたいと思います。
    文字する大切さを改めて気が付きました。

    • 聡さん、コメントありがとうございます!ビジョンが一緒であれば、価値観の違いは乗り越えられます。大切なのはビジョンです。自分の所属するチームが将来どうなっていくのか?その中での自分のポジションや役割がなんなのか?これが見えていれば、価値観の違いを乗り越えられます。ビジョンの共有は、語り合うことだと思います。コメント、うれしかったです。ありがとうございます。

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