「ビジョン」のなきところに 「チーム」なし

チームビルディングとはタックマンモデルを
人工的に引き起こすことです。

「谷」をくぐり、
成果を得るという経験を経て、
「グループ」が「チーム」へ
と変わっていきます。

その「谷」をくぐるのに必要なものは、
「自己開示」と「ビジョン」です。

「自己開示」は、「谷」に入る前に
メンバーが自分の弱みを補完してくれる仲間だ
と認識するために必要だというお話をしました。

では、
「ビジョン」はなぜ必要なのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

 

今回は、
「ビジョン」についてお話したいと思います。

成果を得るためには
タックマンモデルの形の通り
「谷」をくぐらなければなりません。

現状維持のままでは
大きな「成果」を出すことはできません。

 

 

 

 

 

 

 

谷をくぐるためには、
下に向かっていく必要があります。

誰しも下に向かっていくのは、
気持ちの良いものではありません。

不安になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

どこまでも落ちてくような気がします。

暗闇に足を踏み入れる感じです。

誰しも「谷」の前で足踏みします。

 

 

 

 

 

 

では、どうしたら、
「谷」に足を踏み出すことが
できるのでしょうか?

「底」が見えればよいのです。

 

 

 

 

 

「底」が見えないから、
足がすくむのです。

「底」を照らすが「ビジョン」です。

「底」を下から支えている感じです。

 

「ビジョン」というと、一般的には、
世界を変えるみたいな、崇高であったり、
大それたものでなければならないと
思うかもしれません。

しかし、「ビジョン」というものは、
もともとは「視野」「視力」という意味で、
「見える」ということです。

 

 

 

 

 

そこから「未来像」などの意味でも
使われています。

そういう意味では、
「見える」ようになっていれば、
1年後でも、1ヶ月後でも、1時間後だって
「ビジョン」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

下に向かう時に
「自分たちは、必ず、底を打って上昇する」
というビジョンが描ければ、勇気をもって
「谷」に向かって行くことができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ビジョン」がないまま「谷」に向かうと
「底」が抜けるということが起こります。

 

 

 

 

 

「底」が抜けるというのは、
具体的に言うと
人が辞めていなくなってしまったり、
プロジェクトそのものが崩壊して
しまうことです。

「将来、絶対よくなる!」
という「ビジョン」があるから
辛いことでも耐えようと思えるし、
人に嫌われても言うべきことを言おう
と思うのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

一般的には
社長には「ビジョン」が見えていて、
社員が見えないことが多いのではないか?
と思います。

経営者は、「ビジョン」が見えているから、
「谷」に向かっていけるのです。

しかし、社員さんがそうならないのは、
「ビジョン」が見えていないのです。

 

 

 

 

 

社長は「谷」の向こう側にいるのに・・・

「谷」の前で立ち止まる・・・

 

「ビジョン」が明確になると、
辞める社員が出てくるというのは、
「ビジョン」で明るく照らされても、
「谷」をくぐらない社員が出てくる
ということです。

 

 

 

 

 

逆に言うと、
「谷」をくぐった仲間だけが
「チーム」になれるのです。

そういう意味で、
「ビジョン」のなきところに
「チーム」はないのです!

 

 

 

 

 

 

 

 

決まった!(笑)

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