人材力を活かそうとすると手間がかかる

昨日、お客様の経営計画発表会に
参加して来ました。

 

この会社さんの経営計画発表会は
毎回、経営計画の発表の前に
永年勤続表彰を行います。

 

25年20名、30年15名、35年5名、40年2名と
続々と名前が読み上げられ、表彰されます。

 

これだけ永く勤める人が
たくさんいる会社も他にありません。

 

この会社さんが上手いなぁ~と思うのは
この表彰の場に
今年入った新入社員が参加している
ということです。

 

入社して2週間の研修を終え、
このように先輩が発表されているのを見ると
自分が永く勤務するイメージがわくと思います。

 

さらに、この会社さんが素晴らしいのは
永年勤続を表彰するだけでなく、
職場でのエピソードを添えて、
そんなあなたが今後も活躍してほしい
ということを伝えていることです。

 

エピソードを添えるなんて、
ちゃんとその社員さんを見ていないと
言えません。

 

エピソードが言えるということは
あなたのことをちゃんと見ていますよ!
ということが伝わります。

 

さらに、そんなあなただから
うちの会社で引き続き活躍して欲しい
というメッセージを伝えることで
さらに勤続年数がのびます。

 

それは、単に、
長い期間勤めてくれてありがとう!
というより何倍の効果があります。

 

これがいつも書いているSSR理論です。

SSR理論とは、
Strength(人材力)、
Structure(組織力)、
Relation(関係力)
頭文字の略です。

 

組織の成果はこの3つを掛け合わせて
成果が出るという理論です。

 

「人材力」というのは
その人が持っている経験や
知識やスキルや背景です。

 

「組織力」というのは仕組みや制度です。

 

永年勤続表彰といのは、
制度なので「組織力」です。

 

そして、みんなの前で表彰し、
拍手を送るのは、「関係力」です。

 

「人材力」と「組織力」と「関係力」が
コンボのように揃った時に最大の効果が生まれる
というわけです。

 

単に永年勤続制度を導入して
みんなの前で表彰しても、
この会社さんのような成果は得られません。

 

その人のエピソードという
「人材力」が加わることで、
永年勤続制度が
その人のための表彰になります。

 

では、エピソードをそえて
永年勤続表彰をすればいいのか?

 

すればいいと思うのですが、
たぶん、続かないじゃないか?と思うのです。

 

というのは、
これだけ人数のエピソードを書くのは、
並大抵ではないからです。

 

1回始めてしまったら、やめるわけにいきません。

 

やめてしまうと今度は不満になるからです。

 

だから、それなりの覚悟と想いがないと
始められません。

 

「人材力」を活かすというのは
一人ひとりをちゃんと見るということです。

 

だから、「人材力」を活かすというのは
すごく手間のかかることなんです。

 

しかし、その手間をかけるからこそ、
本当に強い組織になるのです。

 

逆の言い方をすると
何となくは強い組織にはならないのです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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