昨日のブログで、
娘との携帯電話のルールについて
書きました。
なんとなく話の流れは同じになりそうですが、
今日は、前々回の続きを書きたいと思います。
前々回のブログはこちら ↓
社員は言われたことしかしないから
ルールを決めて仕事をしてもらったほうが、
効率性も、正確性も上がる・・・
しかし、ルール化すると
モチベーションが下がるから
どうしたらよいのか?
という話でした。
なぜ、ルール化すると
モチベーションが下がるのでしょうか?
一般的に
人は他人から言われることが嫌いです。
自分で決めて自分でやるほうが
モティベーションが上がります。
だから、ルールは少なければ
少ないほうがほうがよいのです。
しかし、ここでジレンマが起こります。
社員は言われたことしか
やらないからです。
言われたことしかやらないのに、
ルールを決めておかないと
何もしないじゃないか!
という話になると思います。
それは前々回お話した通りです。
でも、社員が言われたことしか
やらないには理由があります。
それは「目的」が分からないからです。
例えば、
ある会社の営業部の売上目標が
昨対比105%だとします。
その会社の営業マンに
「なぜ、売上目標が105%なんですか?」
と質問したら・・・
ほぼ答えられない。
やっと答えが返ってきたと思ったら
「怒られるから・・・」
これでは、言われたことしかしません。
昨対比105%を達成できたら、
市場シェアの20%が確保でき、
価格を有利に決められるようになる
とか
昨対比105%を達成できたら、
粗利が10%あがり、
賞与が2ヶ月分支払える
などの「目的」があって、
言われたこと以上のことをしようと
思うのです。
当然、社長さんは目的を理解しています。
しかし、
社員さんに伝わっていないことが
ほとんどではないか?と思います。
相手の「目的」が分かっていれば、
察することは、比較的簡単です。
察してもらえないのは、
察する側の能力不足もありますが、
「目的」を伝えてないから
かもしれません。
「目的」を伝えるのは
手間がかかります。
「自分でやったほうが早い」と
思うかもしれません。
しかし、社長さんが
自分でやればやるほど、
社員は考えなくなります。
前々回から、
「社長の仕事は何か?」というテーマで
書いているのですが、
結局のところ、
社長の仕事は
「社員に仕事を任せること」
だと思います。
ただ、昨日のブログで
娘の携帯電話のルールについて
書いたとおり、
「任せる」のも相手があっての話です。
相手の現状の能力や
成長のスピードを見ながら、
任せる部分とルールで制限する部分を
使い分けることが必要だと思います。
その時に、忘れてはいけないことは
「目的」を伝えることだと思います。
「目的」は「想い」です。
どうなって欲しいのか?
どうなりたいのか?
会社の「目的」と本人の「目的」を
近づけるようなコミュニケーションが
必要だと思います。
そう考えると、
人材教育が、社長の仕事の中で
一番時間がかかる仕事なのかもしれません。
いかに「人」を貯めておけるか?
これが会社の成長の鍵になりそうです。
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