令和という時代に大切なこと

令和元年
おめでとうございます!

 

令和という時代がやってきました。

 

昭和から平成への改元は
天皇陛下の崩御によるものでした。

 

しかし、今回の改元は、
生前退位による譲位によるものです。

 

お祭りムードという声もありますが
深刻な問題を突きつけられている
ような感じもします。

 

先日、NHKの番組
『天皇 運命の物語』を見ていて
平成天皇が譲位を口にされたのは
2011年だったことを知りました。

 

公にされたのが、
2016年8月ですが、
それよりもずいぶん前から
譲位の意思を示されていた
ことになります。

 

譲位の理由は、
「全身全霊で象徴の務めを
果たしていくことが難しくなる」

 

なんとも、切なくなる話です。

 

ご自分の限界を感じながら
公務を果たされていたのでしょう。

 

そうして、ようやく、
天皇の位を次の世代に
託されたのです。

 

国民の象徴というお役目を
果たされたことに
心から敬意を表するとともに、
深く感謝申し上げたいと思います。

 

「託す」ということは、
次を担う人がいるということと
手放すことが必要です。

 

実は、
この「託す」ということが
問題になっています。

 

東京商工リサーチによると
2018年に全国で
休廃業・解散した企業は
4万6724件。

 

前年比14.2%増だそうです。

 

2018年の企業倒産は8235件と
10年連続で前年を下回った
のとは対照的です。

 

つまり、倒産が減る一方、
休廃業・解散は大幅に増加しています。

 

さらに、
休廃業・解散した企業の代表者の年齢は、
60代以上が8割(構成比83.7%)を
超えていると言います。

 

また、
休廃業・解散した企業のうち
黒字状態だった企業は
50.5%というデータもあります。

 

つまり、
今の日本では、
黒字であっても、
次を担う人がいないために
社長という役を手放せないということが
起こっているのです。

 

つまり、
会社を託せる人がいない・・・

 

そう考えると、
令和の時代というのは、
「託す」という言葉が
キーワードになるように思います。

 

「託す」ためには
担い手を育てることが必要です。

 

「サクセッションプラン」

 

「サクセッションプラン」とは、
次世代の経営者、経営幹部を
育成するための後継者育成計画です。

 

つまり、
経営の担い手を早くから選抜し、
長期的な計画のもとに育成を
することです。

 

私のお客様の会社では、
5年をかけて代替わりをしました。

 

早くから後継者としての
自覚を持ってもらい、
計画的に権限移譲を
行ってきました。

 

社長が会長になり
以前よりも会社の売上も伸び
会社の規模を大きくなりました。

 

「サクセッションプラン」を考える時に
私が課題だと思っているのは、
次の次の人材をどうするか?です。

 

意外と後継者はすぐに決まります。

 

しかし、
現状、その後継者が担っていた
重要な業務を引き継げる人材がいない
という問題が起こります。

 

中小企業だと
どうしても人材の層が薄いので
次の次を育てることが
大事だと思っています。

 

次の次を考えないと
次に行けないのだと思います。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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