昨日、映画「関ケ原」を
観てきました。
司馬遼太郎さんの原作は
何度も読んでいましたが、
こんな話だったかな?
堺屋太一さんの
「巨いなる企て」
「関ヶ原」との類似点が指摘され
絶版になってしまいましたが、
池宮 彰一郎さんの幻の名作!
「島津奔る」
「関ケ原」を扱った小説は
結構、読んだからごちゃごちゃに
なっているのもしれません。
映画としては、
合戦シーンに迫力があるのは
良いのですが、
その分、
「関ケ原」の面白さの
駆け引きが薄れちゃった感じ。
この辺は、
映画に何を求めるか?
で評価が変わるでしょうね!
義で動く石田三成
VS
利で動かす徳川家康
映画の中の出てくる
石田三成の旗印
大一大万大吉
「だいいちだいまんだいきち」
「一人が万人の為に、
万人が一人の為に尽くせば
天下の人々は幸せになれる」
まさにラグビーの
「one for all, all for one」
今の時代なら、
石田三成側につく人も
多いのかもしれません。
しかし、時は戦国。
三成の想いは
きれいごと過ぎたのかも
しれません。
私は、
きれいごとは危険だ!
と思っています。
人間に欲があります。
自分が一番大事です。
いざとなれば、
自分を守るために
人を裏切ります。
人はそんなにきれいに生きられない。
私もかつては
自分を信じてくれた社員を
裏切りました。
https://robotjinji.com/blog/2017/01/20/%e5%95%8f%e9%a1%8c%e3%81%af%e8%a7%a3%e6%b1%ba%e3%81%97%e3%81%a6%e3%81%af%e3%81%84%e3%81%91%e3%81%aa%e3%81%84%ef%bc%81/
あの時は、
ああするしかなかったのです。
人はいつも正しい判断が
できるとは限りません。
人は正しいこともするし、
間違ったこともする。
だからこそ、
自分の考えが正しくないかも
しれないと思うことが
大事だと思っています。
この話をする時、
わたしは、いつも、
ルービックキューブの話をします。
人が見える面は3面しかない。
どうやっても、6面すべてを
見ることができません。
見ることは
できないのだけれど、
見ようとすることが大事です。
経営者と社員
権利義務で言うと
相対する関係です。
経営者からすると
社員はなに言ってんの?
という話でしょうし、
社員からすると
社長はなに言ってんの?
という話だと思います。
おそらく、その中間に
答えがあるのだと思います。
私が、会社を失って思ったことは、
「会社あっての社員、社員あっての会社」
まさに、三成と同じ想いです。
きれいごと?
だからこそ、
義と利
両方を見るという
ことが必要なのです。
三成にそれが出来ていたら、
日本の歴史は違っていたかも
しれません。
でも、不器用にも
きれいごとに命を懸けられる
三成が羨ましかったりします。
今日も最後まで読んでいただいて、
ありがとうございます。
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