自己表現が「弱い」のは悪いことなのか?

先日、お客様の会社で
研修をしました。

 

研修のテーマは「自己表現」

 

「自己表現」とは、
思ったことを話したり、
表現することです。

 

「自己表現」の強い人は、
思ったことを口にしたり、
うなずいたり、首を傾げたり
自分のことを外に向けて発信します。

それに対して、
「自己表現」が弱い人は、
口数も少なく、物静かです。
1人でいるとほっとするタイプです。
人の注目を浴びるのも苦手です。

 

研修中に、質問を受けました。

「『自己表現』が弱いことは
悪いことなのですか?」

 

実は、私自身も自己表現が
弱いほうなので、
自己表現が弱いことで
悩んでいました・・・

 

さて、悪いことなんでしょうか?

 

 

長所は短所、短所は長所です。

 

「自己表現」が強ければ・・・

周りの人に考えていることが伝わりやすい
×
うるさがられたり、デリカシーがない

「自己表現」が弱ければ・・・

物静かで、話しやすい
×
周りの人に考えていることが
伝わりにくい

良し悪しではないのです。

 

私が一番お伝えしたいことは、
「人と人は違う」
ということです。

 

「人と人が違う」前提なので、
そこに良し悪しはないのです。

 

大事なことは、
相手に合わして、
「自己表現」を
コントロールすることです。

水は高いほうから
低い方へ流れます。

 

 

情報も同じです。

 

自己表現が強い人から
自己表現が弱い人に
情報が流れます。

 

コミュニケーションは、
お互いの情報量をそろえることです。

 

 

だとするならば、
自己表現のギャップを
調整しないと
コミュニケーションは
取れません。

 

そのため、
自己表現の強い人は
自己表現のボリュームを
下げる必要があります。

 

逆に
自己表現が弱い人は
自己表現のボリュームを
上げる必要があります。

 

 

つまり、お互いに
ボリュームを調整して
自己表現を同じ量に
する必要があります。

 

このお互いの
自己表現の量を合わせることを
「アサーション」と言います。

 

 

「アサーション」になるには、
お互いが自己表現の量を
調整し合う必要があります。

 

片方だけが、
相手の自己表現の量を合わせに
いっても上手く行きません。

 

例えば、
自己表現が強い人に
自己表現を合わせていくと
喧嘩になります。

自己表現が弱い人に
自己表現を合わせていくと
意志の疎通が取れません。

つまり、
お互いが相手の自己表現の量を
意識して、一定のレベルで
均衡するように調整することが
必要だということです。

 

本当はこういうことを
学んだ上で
人のマネージメントをすべき
なんですが、教わらないですよね!

 

実際にやるのは難しいのですが、
職場で共通の認識ができるだけで、
チーム力って上がるんですよね!

 

今日も最後まで読んでいただいて
ありがとうございます!

 

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