さようなら!いつかはクラウン

トヨタが高級車の「クラウン」の
生産・販売の終了を検討しているそうです。

 

以前、三菱自動車が
パジェロの生産・販売を終了した時に
「トヨタのクラウンは違う!」
と書きました。

 

「変わらないと意志決定をした時点で消えていく」

変わらないと意志決定をした時点で消えていく

 

しかし、クラウンも同じ道を
歩むことになりそうです。

 

私が小学生ぐらいの時、
クラウンのCMのキャッチコピーが
「いつかはクラウン」でした。

 

若いころは小型車に乗って、
歳を重ねるごとに収入も増えて
いつかは高級車に乗る!
というのが
サクセスストーリーでした。

 

みんな、最終的には
クラウンに乗りたいと思っている
というのが前提になっていました。

 

これは、
答えが一つの時代です。

 

正解があって、
みんな、その正解を求めて、
そこに向かっていきました。

 

だから、
人のマネジメントは簡単でした。

 

『頑張れば、
お前もクラウンに乗れるぞ!』
と言えばよかったのです。

 

そのクラウンも姿を消す時代に
なりました。

 

つまり、
答えが一つでない時代です。

 

価値観が多様化して
それぞれが欲しているものが
バラバラになりました。

 

だから、
人のマネジメントが
難しくなったのです。

 

部下が何を求めているのか?
分からないからです。

 

では、
どうしたら分かるでしょうか?

 

それは・・・

 

相手に聞くしかありません。

 

どうなりたいのか?を
教えてもらうしかないのです。

 

この話をマネジメント研修で
話をすると・・・

どうして、そこまで、
部下のいうことを聞かないと
いけないのか?

と言われます。

 

これが、答えが1つでない
ということです。

 

「いつかはクラン」の世代の人には
この意味が分からないのです。

 

昔は、やりたいことが、
みんな、同じだったから、
聞く必要がなかっただけの話です。

 

結局、人は、
やりたことしかやりません。

 

これは、今も昔も変わりません。

 

ただ、やりたいことが
人によって違うようになってしまった
ということです。

 

では、やりたくないと言われたら、
やらせることはできないのか?

 

そんなことはなくて、
部下がやりたいと思っていることと
会社がやりたいと思っていることを
結びつけることが必要です。

 

そして、今の時代、
この結びつけることが管理職の役割です。

 

昔はこんなことは
必要ありませんでした。

 

「いつかはクラウン」って
言っていればよかったので・・・

 

さようなら!いつかはクラウン

 

今は、部下との対話なしに
マネジメントはできないのです。

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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