社長!早すぎます!

ここのところ、
社長さんとお話をしていて、
同じことを伝えているような気が
しています。

 

それは・・・

 

「社長は早すぎます!」

 

という言葉です。

 

チームで物事を進めていく時には
社員さんを巻き込んで下さいね!
という話をしています。

 

社長が決めて
社長がやってしまうと
社員さんは何が起こっているのか?
理解できなくて、
社長に協力したくても
協力できなくなるからです。

 

だから、
社長さんが何をやりたいのか?
社長さんがなぜやりたいのか?を
社員さんに話をしてみて下さい
とお伝えしています。

 

で、社長さんは社員さんに
やりたいことややりたい理由を
を伝えているのだと思いますが、
「社員の反応が良くない!」
というのです。

 

なるほど・・・

 

でも、言わせてもらうと、
それでも、まだ、社長が早いのです。

 

社長さんが社員さんに話をする時、
ある程度時間をかけて考えた上で
話しているのだと思います。

 

つまり、
社員さんに話す時点では
すでに、何時間も、何十時間も
そのことを考えて話しています。

 

しかし、
社員さんにしてみると、
社長さんから話を聞いた時に
初めてその話を聞くのです。

 

何時間、何十時間、考えていた人と
初めて聞いた人では、
「時間差」があります。

 

だから、急に言われても、
社員さんは瞬時に反応できないのです。

 

社員さんはピンとこないのです。

 

で、ピンと来ていないことを見て、
「反応が悪い」と社長さんは嘆くのです。

 

ここまで説明するれば
言うまでもないことですが、
この「時間差」を埋めない限り、
社員さんには伝わらないのです。

 

では、どうしたら、
この「時間差」が埋まるのでしょうか?

 

それは・・・

 

「コミュニケーション」です。

 

つまり、
何がわかっていて、
何が分かっていないのか?
をハッキリさせるということです。

 

何がわかっていて、
何が分かっていないのか?
をハッキリさせるには、
お互いが持っている情報を突き合わせる
しかありません。

 

これをやることで、
社長さんがやろうとしていることが
初めて、社員さんに伝わります。

 

で、社員さんがやるとしたら、
こんな問題があって、
こうやってやればできます!
というような話をすることで、
ようやく、社員さんは自分事として
考えるようになります。

 

これが伝わっている状態です。

 

ここまでやって、初めて伝わるのに、
1回話しただけで伝わる
と思っている時点で、
社長は早すぎるのです。

 

こんなことが分かってくると、
ほとんどの社長さんがこうおっしゃいます。

 

「組織にするって大変なんですね!」

 

その通りだと思います。

 

人と人は違います。

 

その違う人同士が、
1つのことをやろうとしたら、
イメージを共有する必要があります。

 

言われたことをするだけなら
1回言えばいいのかもしれません。

 

しかし、ほとんど社長さんは、
考えて動いて欲しいとおっしゃいます。

 

だとしたら、
考えられるだけの情報を共有しないと
同じように考えられないと
思うのです。

 

「そんなに時間がないよ!」と
言われるかもしれません。

 

だから、私は言うのです。

 

「社長は早すぎます!」

 

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございます。

 

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